みなさんこんにちは
今回は巷でよく聞くDXについて解説していきます。世の中DXだDXだと言いますけどそもそもDXとは何なのか、そしてDXの目的は、最終目標はどこにあるのか解説していきます。
DXとは
デジタルトランスフォーメーションの略でいわゆるデジタル化
最近よく巷で耳にするかもしれないDXという言葉、なんとなく聞いたことはあるかもしれないが実際どんな意味であるのかはわからない人が多いと思います。DXとはデジタルトランスフォーメーションの略語で簡単に言えばデジタル化です。
もっと身近に言えば今まで紙で業務を行っていたのを全てパソコン上で行い、承認から決済まで何から何までデジタルで完結させることです。いわゆるペーパーレスだと思っていただければいいです。他にはテレワークもこのDXの一部に入ると思います。
まぁデジタル化ということでわかるかもしれませんが、最近の若い人はパソコンを使っても何も問題はありませんが、やはり中高年以上になるとなかなかデジタルを毛嫌いし嫌がらせのように紙を使用してきます。(前の上司もそうでした。)本当にやめてほしいので今紙使っている人は今すぐ全部シュレッダーにかけてください。
紙なんぞ燃え消えろ
パソコンや機械を中心に考える
DX、つまりデジタル化ということで基本的にはパソコンおよび機械を中心に考えます。今まで人の力ですべて押し通していたものを機械に落とし込んで人がやる仕事を極力減らそうというのがDXの考えにはあります。
機械を動かすためにはプログラム(主にシーケンス)を入れ込んで動かすので当然ながらパソコンが必要になってきます。そしてこのパソコンもDXには重要でメールのやり取りや稟議の承認や決済、企画や報告書までなんでもこなせるようになってます。
インターネットを通じれば世界中どこの人とでもオンライン会議を行うことができ、今まで交通費や時間の浪費を無駄にすることなく、生産性の高い仕事をすることができます。DX時代においてこのパソコンと機械というのは重要な役割を果たしてくれるのです。
残念ながら私はテレワークは出来ない
AIも入るが絶対必要ではない
そしてもう一つよく言われているのがAIです。AIはArtificial Intelligence(アーティフィシャル インテリジェンス)の略で、人口知能のことです。大量のデータから最適解までを計算し、我々人類の手助けをしてくれます。
そこまで優秀なら開発して活用すればいいじゃないかとおもうかもしれませんが、個人的にAIはまだ活躍できる場所は限定的だと考えています。例えば使用している例としては医療です。医療は毎日多くの患者が来院するので、多くのデータがたまりやすいのです。
そして、ことの大量のデータ(X線などの画像データを含む)をもとに最適な治療と薬を処方することによって患者の回転率や患者をより早く治すことに役立てています。つまり、AIとは大量のデータが集まる場所でないとなかなか使うことが出来ないのです。
もう一つ使えない理由としてはAIが出した答えを最終的に人が提案していくのですが、そもそもAIがなぜこの答えを出してきたのか人間が導けない場合があるのです。例えば人に説明するときにAIが導いたからこの答えです。といっても、ではなぜそこまで導き出すのですか?と言われてしまえば答えが詰まってしまって何も言えなくなってしまいます。
AIというのは非常に便利で優秀なのはわかっているのですが、優秀すぎるがゆえに人間が理解できない計算をしてしまう可能性があります。なので機械化はしてもAI化するかどうかは開発元と慎重に議論を行った上で導入をすることをおすすめします。
DXの最終目標
ではDXとはそもそもなんのためにするのか解説していきます。
標準化
標準化とはそもそもなんなのかと言われると、簡単に言えば「誰でも同じようにすれば同じ結果が出る」ということです。同じやり方してるんだから同じ結果が出るのは当たり前なんじゃないかと思うかもしれませんが、人の感性というのは十人十色です。
メモリ一つ読むとしてもある人は1.5と読み、ある人は1.6と読んでしまうのです。あるいは、同じようにものを作っているはずが、ある人はぴったりの寸法であってもある人は微妙にずれてるなんてことはよくあります。
DX化にすることで人による差をなくし、同一の作業で同一のクオリティを出す「標準化」を目指すことがDX化を進めていく上で大事なことの一つとなります。
いつまでもうちだけの技術だと大変な目に逢いますよ
自動化
二つ目が自動化です。まぁこれななんとなくわかる人もいるかもしれませんが、DXで機械化している以上最終目標はここにたどり着きます。全てが自動化で人間は監視カメラから見てるだけなのとデータ分析をするくらいです。
基本機械化にすべきなのは毎日同じルーティンを繰り返している流れ作業や工場作業です。単純作業は機械に任せてしまって人間はプログラムチェックや人間にしかできない、お金の管理やデータ解析をすればいいのです。
まぁ自動化となると初期投資がかなり必要になりますので、ほとんどはお金のある大企業でしかやらないかもしれません。しかし、一度機械化してしまえば初期投資はかかりますが、その後は維持費だけで、人を雇うより確実に安くなります。
ランニングコストという長期間のコスト運用で見てみれば必ず初期投資分は回収していけます。人口が減って労働人口が減っている今日では機械化によって人に変わるようにしていかないと利益を確保するのは難しいと思われます。
人は減っても生産数は維持できる
人件費削減
そしてこれが一番いやかもしれませんが、DXの3つ目の目的は人件費削減です。さっきまで言った機械で自動化してしまえばそれを保守する人だけを雇えばいいので人件費は大幅に減らせれるのです。会社というのは存続してなんぼの世界なので人件費なんて簡単に削られます。
そんなことをされても労働組合が守ってくれると思いがちですが、そんなことしたって左遷なんて当たり前に行われます。ストライキも起こしている労働組合も確かに存在します。ただ調べてみても直近でも2年前の佐野SAです。
もし工場自動化で不当に異動させられてストライキを起こしたとしても、組合側が必ず体力負けします。なぜなら、ストライキ中は会社から給料が支払われません。じゃあどこからというと、組合員なら知っていると思いますが、ストライキのための積立金を毎月支払うのです。
これを使ってストライキ中は従業員への給料を支払うことができるのですが、長引けば長引くほど従業員に支払う給料が必ず枯渇します。結局は支払いきれなくなってストライキをやめて職場に戻るという風習になってしまうのです。
それが嫌なら機械化されたときに必要とされる人材となるしかないです。後からでも説明しますが、ここでも説明しておくと基本的にパソコンに強く、出来ればプログラムやデータ分析が出来るとなおよいと思います。
組合にお金払うのは腹立つけど無かったらそれはそれで困る
DXで全て機械化される可能性のある仕事
銀行窓口
銀行窓口といってもたくさん種類があります。引き落としや振り込み、銀行にもよりますが一定金額以上の引き落としなど何か機械化にしてしまえばほとんど解決してしまいます。私も何回も利用はしていますが、だいたいは単純作業(違ったらすいません)なのでね。
実際都市銀行の一つ三菱UFJ銀行は今後窓口営業などを含めた従来型の店舗を2023年度末までに40%程度減らす予定をたてている。
まぁこれもDXが台頭してきて、わざわざ人がしなくてもよくなってきている時代に来ているのだ。昔は銀行員は第3の公務員と呼ばれてきたが、今は違います。銀行も生き残りをかけて経営をしなくてはいけないので、長期的に見て利益が増えるなら今DXに踏み切る必要があります。
雇用がーとか飛んできそうですが、さっきも言いましたけど、飛ばされたくないならDX時代に適した能力を持つべきです。いつまでも同じ仕事が出来ると思ったら大間違いですよ。
一般事務
一般事務というと多種多様にあると思うのですが、一番に思いつくのが地方公務員の市民課の窓口かと思われます。住民票や戸籍謄本、印鑑登録や印鑑証明書、はたまた課税証明書なんてのは徐々にではあるのですが、窓口じゃなくても受け取れるようになってきています。
住民票、印鑑証明書、課税証明書はマイナンバーカードがあればコンビニで受け取り可能ですし、自治体によりけりですが、最近私の住んでいる自治体ではマイナンバーカードとスマホ・PCがあれば申請&郵送で受け取り可能になりました。
このようにわざわざ役所に出向く必要がどんどんなくなってきているのです。今は市民関係のみですが、そのうち全ての申請書類が機械化されたら窓口に人を配置する必要がなくなります。ただ公務員は税金を使ってのDXなのでもしかしたらくだらない人たちが反対してなかなか公務員のDX化は進まないかもしれませんね。
製造業
私が働いている業種なのですが、この職業が一番もろに影響を受けます。今まで機械は導入しても半分は人の手で行っており、また工場は地方に設立されていることもあって、地元の就職先として重宝されることが多いです。
しかし、会社も利益を確保して存続させなくてはなりません。そして、人口は減っていても生産数を維持もしくは増産していかなくてはなりません。そうなってくると人にお金を使うのではなく、機械に投資していくようになります。
先ほど言ったように機械化して自動化すれば初期投資は高いですが長期的に見れば利益を確保しやすいですし、ストライキで生産が止まることもありません。そして、工場勤務に多いのが労働災害が付いてくるのです。
この労働災害も人がやっている以上リスクは必ずついてくるのですが、機械化すればその危険性はありません。機械化すれば簡単に0災を達成しやすくなります。私は10月で総合職に異動したのですが、いつまでも現場職があるとは思えません。
今後はどんどん現場職の規模が縮小していき、ゆくゆくは全て機械化して募集する人材も機械に強い人間しか生き残らないのではないかなと思います。
警備員
警備員も今後減少していくと思われます。まぁそうはいっても個人的に減るのが出入口の守衛とビルにいる警備員などです。道路工事中の警備員の機械化も確かにあります。簡易信号を作って無人化を図るって手もありますが現在は山奥の工事ぐらいでしか見たことがありません。
そもそも無人警備員なんてそもそも存在するの?と思うかもしれませんがこれが存在するのです。以下にリンクを張っておきますので、実際に見てみてください。
コンビニ店員やホテルのフロント
まずホテルのフロントといっても全ての作業を機械化するのではなく、チェックインチェックアウトはもう機械に任せてしまってもいいです。事前にメール送信してQRコードをかざすか、チェックインコードを打ち込むだけで入れるような仕組みにすればいいです。
チェックアウトするときは法人の場合、領収書が必要になってきますから、チェックアウト時に領収書が必要な人にすぐに出せるようにすればいいのです。これだけのためにわざわざ早朝深夜帯にホテルのフロントで働いている人を見るとほんとかわいそうに思えてきます。
そしてもう一つのコンビニ店員なのですが、昼間は人がいるのでまず問題はないのです。重要なのは休日や深夜帯、年末年始やお盆といった長期休暇期間のシフトなのです。誰かが犠牲になってまで働かなければならないのですがそこまでして働きたいかといえばほとんどはNOだと思います。
そしてコンビニ店員に多いのが学生のバックレです。コンビニは高校生でも平気で雇えるので普通にさぼってくる時があります。さらに、これは私の妻の経験談なのですが、ある3連休のときに本当はシフトに入ってなかったのですが、台風の影響か大学生が一人も来てないというクソみたいなバックレが発生しました。
いやいやながらも妻はシフトに入って貢献してました。本当に素晴らしいです。そして何食わぬ顔で次のシフトに現れたそうです。聞くだけでキレそうでした。こういった事態を防ぐためにもDXで無人店経営を行う必要があります。
今年の3月、東京丸の内のファミリーマートで無人決済の小型店をオープンしました。この店舗は本当に無人で決済を行うまで出れない仕組みになっています。店舗には複数の監視カメラが設置されているので逃げることは不可能です。気になる方はリンク先で確認してください。
DX時代を生き抜くには
パソコンに強くならなくてはならない
DX=IT=パソコンですから必然的にパソコンに強くなくてはなりません。いつまでも手作業でやったって何も効率よくなりませんし、いつしか老害と言われてしまう可能性もあります。
スマホじゃだめなの?という人もいるかもしれませんが、仕事でスマホは使いませんよね?使うとしたらパソコンですよね?じゃあパソコンに関する知識や技能を身に付けないと全く意味はありません。
スマホをいじるのもかまいませんが、DX時代を生き抜いていく、価値ある人間になっていくにはパソコンに強くなっていくしか方法はありません。つべこべ言い訳してないでさっさとパソコンの勉強をしてください。
言い訳はいいから手を動かす
でも結局最終確認は人の目
ここまでさんざん言ってきましたが、実は最終チェックは人の目がほとんどなのです。最後の最後はやっぱり人間の目なのです。逆にいえばそこにたどり着くまでの過程は全て機械でもいいということになります。
やっぱり機械は嫌という人は最終確認者の資格を得られるようになればいいと思います。まぁそんなことしても狭き門なので素直にパソコンを勉強したほうがいいとは思いますけどね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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