みなさんこんにちは
今回は最近ニュースにも出るようになったeスポーツについて解説していこうと思います。まぁ結論から言えばタイトル通りなのですが、なぜその考えになったのかこれから述べていきます
eスポーツとは
ゲームを競技としてとらえたもの
そもそもeスポーツとは何なのかといいますと、ゲームを用いてそれを競技として扱い、現実のスポーツと同様に行うものです。
みなさんスポーツといえば野球やサッカーなど体を動かすものが競技、いわゆるスポーツだとお思いだと思いますが、海外ではこういったゲームも競技ととらえ、スポーツ=競技となるもの。つまり、体を動かさなくても競技と定義したものは全てスポーツととらえているのです。
あんまり日本では馴染みのないものですが、ITが主流になっている以上こういった電脳空間での競技が出てくるのは当然なのかと思います。
実際見たらかなり盛り上がります
主にPCゲームが主流
eスポーツというと主にパソコン上で行われます。代表的なものになるとリーグオブレジェンド通称LOLと呼ばれるものです。
このゲームは5対5のチーム戦で誰もが同じ条件から試合がスタートしますので、今あるeスポーツの団体競技の中ではいちばんの競技人口をほこります。
だいたいですが、競技人口は1億人とも言われ主に中国で流行っています。他にはロケットリーグやフォートナイト、FPSゲームなどはパソコンでの戦いが多いです。
格闘ゲームはCS機が主流
もう一つeスポーツでよく行われるのが格闘ゲームです。主にストリートファイターⅤや鉄拳などがここに分類されます。
格闘ゲームだとだいたいよく使われるのがPS4です。たまにswitchでも行われますが、理由は知りませんが格闘ゲームのeスポーツ大会はPS4で行われることが多いです。
では次の章からこのeスポーツというのが日本ではいかに流行らないかを解説していきます。
法律の観点
まずは法律の観点からなのですが、私は法律の専門家ではないので、もしかしたら解釈が間違っている可能性もあるので参考URLを張っておきますので、そちらからご確認ください。
風俗営業法
景品表示法
お金の観点
日本では賞金の出る大会は少ない
確かに日本では賞金付きの大会なんてのはほぼ聞きません。あるとしたら去年まで開催されていたEVOJAPANは賞金が出されていました。
しかし、もっとも参加者が多かったスマブラSPでは賞金は出ず有償トロフィーのみでした。アメリカや中国に行くと高額賞金が出る大会が数多く存在します。中には総額1億の大会なんてのも存在します。
なのでプロゲーマーとして生きていくにしても日本ではなく、どうしても海外で活躍しないとまともに生きていけないのです。
アメリカや中国に行くにしてもお金がかかる
ただ海外で活躍するにしても毎回毎回渡航するにはかなりの金額がかかります。アメリカの場合ですとだいたい一回あたりの遠征費は約20万円もかかります。
それを何回もやっていくとアメリカの大会にでるだけで年間100万以上かかってきます。正直そこまでしていく必要はあるのかと疑問にも思います。中には社会人でお金をためながら行っている人もいますが
そうなるとわざわざ有給とって日程もあけないといけないので仕事や私生活にもかなりの支障が出るのです。なので会社を辞めてゲーム1本で生きていく人も今の世の中には存在します。まぁそういう人は大会の賞金だけでなく、youtubeの広告費でなんとかまかなえているのだと思います。
支援がないと活動しにくい
でもそれでもゲーム配信だけでそんな遠征費を稼ごうなんてのはとてもじゃありませんが難しいです。youtubeはスーパープレイでも再生数は稼げますが、基本的に面白くないと誰も見てくれません。なので広告費をあてにするのではなく企業や個人からの「支援」がないと海外の大会には出にくい状況なのです。
なのでプロゲーマーや海外に出たい人はゲーム配信やクラウドファンディングをするなりしてお金を集めなければなりません。日本で賞金の出るものが多かったらこんなことはする必要はないのかもしれませんが、残念ながら賞金が欲しいなら海外に行くしかありません。
プロゲーマーはお金がない
ゲーム開発会社の観点
ゲームはガチ勢だけのものではない
当然ですが、ゲームは老若男女が楽しめるように作るべきです。前にも記事にした
窓主に対する考え方
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ではガチ勢というのはどれだけ多く見積もっても全体の2%しか存在しないのですから、その人達向けに作っても売り上げにはつながりません。
同じ人がいつまでも同じゲームをやっても飽きますし、新規が入りにくい環境になるだけなのです。なのでゲーム開発会社からしてみればガチ要素もあるけど大部分はそこまでゲームはしない大衆向けに作っていかなければなりません。
世の中こんな人ばっかではありません
ゲーム開発会社が賞金を認めない場合がある
これどこかといったら任天堂なのですよ。ちょっと証拠となる画像が見当たらないので勘弁してほしいのですが、2018のスマブラforWiiUやARMS、2020のスマブラSPでは賞金は一切出ませんでした。
おそらく任天堂は大会の支援はするけど賞金は認めないというスタンスだったのかもしれません。今現在は任天堂以外は賞金を出せていますが将来はどうなるかはわかりません。もしかしたら全ての企業が賞金は認めないなんて日がくるのかもしれません。
金関係が一番揉めるのでルールも厳しいのです
バランス調整が究極に難しい
ゲームに当たって一番難しいところであるのが、バランス調整なのです。ゲームというのは各開発会社がこれで大丈夫だと思ってもいざ発売してみたら思ってもいなかったキャラが最強キャラになるなんてことは何度もあります。
そのためインターネットを使用したアップデートを利用してキャラのバランス調整をします。それでもまだキャラの強さというのは意外と変わらなかったりします。
バランス調整は発売してから次回作が出るまで一生言われます。なのである程度調整しきったらもう次回作で根本から見直したバランス調整をしたほうが手っ取り早かったりします。
現実と同じで誰もが同じ条件なんてのはありえないんだよ
プレイヤーの観点
プロゲーマーになるには丸一日練習する
これは2016年に漫画になった「となりのプロゲーマー」という漫画からの引用なのですが
この中にあるプロゲーマー「ときど」さんによるインタビューがあり
引用元:超ゲームウォーカー
15時間もできますか?私は出来ません。というかそんなことをしてたら生活が壊滅的になりますし、そもそも体がもちません。でもプロゲーマーになるにはそれだけ時間を費やさないといけないのです。また、プロゲーマーに限らずプロになるには練習時間がそうとう必要なのです。それは他の記事でも掲載されています。
引用元:マンガで分かる心療内科
今プロゲーマーを目指しているあなた、本当に今の練習時間で満足ですか?それだけで本当に世界一になれると思っていますか?あなたは自分が思っている以上にやってないのかもしれません。もう一度自分を見つめなおして本気でプロゲーマーになりたいかどうか頭を整理してみてください。
大会出場とゲーム配信がセット
さっきも言いましたが、ゲームで生きていくには大会に出て賞金を稼いでいかなければなりません。しかし、日本では賞金付きの大会は少ないのでどうしてもゲーム配信を行って広告費や寄付を集めなければなりません。
日本というかゲーマー全体的にそうなのですが、ゲームのうまさはそのままyoutubeなどの広告費に変わっていくのでやらないという選択肢はないのです。ゲーム配信をすることによってファンを増やし、応援する人を多くして、お金を集めやすい状況にしないとeスポーツで戦うにはかなり厳しいのです。
ゲーマーはゲーム配信が必須
感情的になりやすい
ただここからはゲーマー特有の問題に触れていきます。ゲームというのは熱くなればなるほど、どんどん感情的になっていきます。
まるでゲームをすることでストレスを溜めていっているので負けが多くなったりすると感情的になりやすかったりします。そのせいでたびたびニュースにもなり、一昨年には全国ニュースにもなるほどでした。
じゃあゲームするなとは言いませんが、あまりにもやりすぎると感情が爆発してしまって人生が終わりかねないなんて事態もあるので、そうなる前にストレス発散する必要があります。ですが現状最上位までいかないとそのイライラというのは取り除かれないので、ゲーマー=切れやすいというのは避けられないのかもしれません。
健康の観点
長時間座っていると健康リスク大
ご存知かもしれませんが、椅子の座りっぱなしは健康に非常によくありません。それはいくつもの研究でも明らかになっており今回はその代表的なものを紹介していきます。
生活習慣病
まず一番影響が出てくるのが心筋梗塞や糖尿病などの生活習慣病です。こちらのグラフをご覧ください。
このグラフでは心筋梗塞や脳卒中にかかったことがない人で試した結果長く座れば座るほど数値が悪化している結果を示しています。
確かに座りすぎただけで生活習慣病にかかったりはしませんが、あくまで原因の一つなのです。そしてゲームというのはずっと座りっぱなしなので、この生活習慣病という恐ろしい病にかかってしまう危険性があるのです。
対策があるとすれば、一定時間ごとに立つというのがありますが、ゲームをやっているとなかなか立ってられないので難しいとは思います。
肩こりと腰痛
次に起こりえる健康被害は肩こりそして腰痛です。こちらはゲームではありませんが、デスクワークをすることによる弊害をまとめたグラフです。
引用元:Bauhutte
おそらくこれは姿勢が原因なのです。わかるとは思いますが以下の画像のような座り方をしていると肩こりや腰痛を引き起こす原因を作り出します。
引用元:PC110
これは対策が簡単で、目線の位置が下がってしまっているので目線を上げてやれば自然と姿勢はよくなります。なのでモニター台を買うかモニターアームを購入して目線を上げるようにすると肩こりや腰痛になる危険性が減るかと思います。
視力低下
そしてゲームで最も多いであろう健康被害が視力の低下です。これは文部科学省の調べなのですが
引用元:朝日新聞デジタル
確かにこのグラフを見ていると視力の低下はゲームにあると言えなくもないですが、真の原因として考えられるのは正しい姿勢で座ったとしても近距離で物を見る機会が増えており、なおかつ全然目を休めなくなったのが一因かもしれません。
いくら姿勢よく座っても画面との距離は1メートルも開かない、そしてゲームになると長時間目を休めない状態になりますので、視力低下の原因になったりします。
目が見えないと私生活でもかなり不便になってしまいますので、もし長時間ゲームをしたのならスマホを一切さわらずに目を休めることをしてください。
肥満
これは具体的なグラフは見当たらなかったので文字だけなのですが、イギリスの週刊科学誌「ニュー・サイエンティスト」によると、1時間座りっぱなしで脂肪燃焼量は90%も減少し、下っ腹やお尻に脂肪がたまりやすい結果が出ています。
じゃあ食べなければいいじゃんと思うかもしれませんが、それはそれで人体に影響が出てしまうので、健康を維持するためにはちゃんとした食事とちゃんとした運動が必要になってきます。
座るのがよくないと言っているのではなく、ずっと長時間座りっぱなしがよくないと言っているので、適度に休憩をはさめば何も問題はないのです。でも実際はゲームしっぱなしが多いのでなかなか途中でやめるというのは難しいのかもしれません。
実際に辞めた人もいる
これは去年の6月に中国で絶大な人気があったeスポーツプレイヤーが突如引退するというニュースがあったのです。
そこではやはりゲームからくるストレスや肥満、不規則な生活習慣により糖尿病を発症し、命の危険がせまっていたことが原因だったのです。
eスポーツプレイヤー全員がこうなるかといえばそうではありませんが、あまりにも健康被害の危険性は一般人よりかは高くなるという認識は持っておいたほうがいいのです。
命を削ってまでゲームをする必要はありません
思想の観点
おそらく今の日本のeスポーツが流行らない原因はこれが一番大きいのではないかと思います。
ゲームは娯楽であって競技でない
今の日本ではまだまだゲームというのは娯楽分野で競技と定義づけてはいけないと思われています。依然として体を動かすものがスポーツと認識されています。
まぁこれは世の中の流れを受け入れられない人たちがこぞって新しいものに拒否反応を起こしているだけなのかもしれません。まだまだゲームを競技としてとらえるには時間がかかります。
じゃあどうしたら浸透するのかというと中学高校の部活にしてインターハイや中体連の種目に入れるところまでいかないと流行りません。
インターハイや中体連になると日本人というのはお涙ちょうだいシーンが大好きなので映像制作側が勝手に感動するシーンをまとめてくれます。特に高校野球なんてのは顕著てすよね。そういう感動するシーンを作ってあげれば日本人は勝手にeスポーツを認識しはじめ、ゲームで本気で職業にする人も増えるかもしれません。
感動するシーンを多くすれば勝手に認めてくれるんだからチョロいもんだんよ
ゲームは勉強を阻害すると考えられている
よく言われるのはゲームは勉強を阻害すると言われていますが、じゃあ実際にそうなのか朝日学生新聞社は実際に小学1年生から6年生までを対象にアンケートを取ると意外な答えが返ってきました。
引用元:INSIDE
意外にも成績優秀な子ほどゲームも勉強もやっているのです。そしてゲームを適度にすることで集中力も増え、親子との会話も増えたという答えが返ってきたのです。
このアンケート結果は意外でした。まぁこれは口頭での回答なのでこれが真実とは言い切れませんが、一つの指標だとはいえます。
結論を言うと適度にゲームをすれば逆に勉強にも効果が出るのです。なのでやりすぎにならないようにすれば何も問題はないので、親御さんはルールを決めるなどしてゲームと向き合ってみてはどうでしょうか。
ゲームで家族が壊れることも
ゲームは適度にするなら何も問題はないのですが、やりすぎると家庭崩壊の音がします。事例を見つけようとしたのですが、なかったので参考リンクだけはっておきます。
結論からいってしまえばゲーム依存で離婚できます。これで離婚になってしまうなんて知られたらかなり恥ずかしいです。
何度も言いますがゲームのしすぎはいけません。何事もほどほどにとめて私生活に影響が出ないようにしてください。
ゲームやめますか?それとも人生やめますか?
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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