みなさんこんにちは
今回はパソコン好きなら何度も見るであろう家電量販店でのパソコンの話です。わかる人にはわかるとは思いますが、家電量販店のパソコンは基本値段が高めに設定されているのです。
今日はそんなパソコンがなぜそこまで高いのか、そして直販で買ったらどうしたらいいのかを解説していきます。
スペックの割に値段が高い
直販サイトの3割増し
直販サイトは後程紹介するので、ここではおいといて。基本家電量販店のパソコンというのはだいたい3割増しで売られていることが多いです。
今回は大手家電サイトの上新電機とヨドバシとmouseで比較してみました。
上新電機
ヨドバシカメラ
mouse
だいたい似たりよったりなスペックではありますが、明らかにmouseの直販サイトが一番安くて性能のいいものになるのです。しかもヨドバシにいたってはceleronでこの値段ですからね。パソコンをよく使う人間からしたらこのスペックでその値段は正直詐欺を感じます。
ネットでの値段でこれくらい差が開くのですから、店頭に行けばもう少しだけ値段があがります。知らないというのは本当に損をしますし、むしり取られたくなくなければ自分で情報を仕入れてください。
仲介をはさむから高くなる
そもそもなぜこんなに値段が高くなるのかというと、基本仲介業者をはさむから値段が高くなるのです。仲介料というのを聞いたことがあるとは思いますが、まさにそこが原因だったりします。
引用元:RENOSYマガジン
まぁこれは不動産の画像ですが、おおむねこんな感じになっているわかです。この仲介業者に当たるのが家電量販店なわけです。
当たり前ですが、店舗も利益を生まないといけないので、直販サイトの値段よりも少し色を付けて販売します。そうすることによって利益率もあがり、お店を存続することができるのです。
人件費もかさむ
家電量販店は無人で店舗を営業しているわけではありません。人がいないことにはお店も成立しないので、そこにはどうしても人件費がかかってきます。この人件費を確保しようとすると値段を少し上げるしかなくなってくるのです。
人はそのお店や商品に価値を与えてくれる存在なので、むげに引き下げたりできません。無理に人件費カットしようものなら暴動が起こり、人がどんどんやめていき、最終的には人がいなくなって回らなくなり閉店するという最悪のパターンが起こりえるのです。
人を減らせばいいじゃんという短絡的思考は絶対にダメです。なので人件費含めてパソコンなんか買いたくないよという人はもう直販サイトでパソコンを買うしかありません。
何をするにしても金がかかる
余計なソフトが入っている
家電量販店のパソコンには基本初心者向けに作られているので、使い方ガイドや各種説明を盛り込んだソフトがプリインストールされています。
慣れている人なら全くいらないソフトなので、即アンインストールなのですが、わからない人からしたらどうしたらいいかもわからず、結局最後までそのままにしておく人が多いと思います。
家電量販店のパソコンはこういったソフト料金も少しながら含まれています。そりゃタダではソフトは追加しません。まぁでも作ったメーカーのものを入れているので値段としては知れてますけどね。
少しでも費用を削りたい人は初心者向けのソフトは全くいらないので必ず直販サイトでパソコンを購入しましょう。
親切なのかもしれないがだんだんうざくなってくる
スペックを自由に変えられない
PCが組みあがった状態で販売されている
ノートパソコンでもデスクトップパソコンでも家電量販店だと全て組みあがったものが販売されています。そこからこのパーツを変えてほしいというのは基本無理です。いわゆるBTOには対応していないので、同じ筐体でスペックアップしたいとなるとネットで購入するしかありません。
というより組みあがった状態で販売するので、もしそこでパーツを変更してほしいとなっても、そこには交換費用がさらにかさむので高いものがさらに高くなるという悪循環になってしまいます。
直販だと、注文を受けてから部品の組み立てに入るので、ある程度融通はききます。ただし、直販サイトでも即納モデルではパーツ変更がきかない可能性もあるので、サイトの文字をよく見て判断するようにお願いします。
今は全て自分で決める時代
ノートPCだとグラボが載っていないときがある
ノートパソコンにグラボが必要なのかという疑問もあるかもしれませんが、個人的には搭載させたほうが得です。
なぜならグラボがあると動画編集がサクサクに動きますし、エンコードをするにしてもグラボエンコードを使えばそんなにパソコンに負荷をかけることなく使えますし、イラレやフォトショを使うにしてもグラボがあれば固まることはないです。
クリエイター向きなんじゃないの?と思うかもしれませんが、あって損はないです。CPUばっかに負担をかけるとかえって寿命が短くなってしまいますので。
まぁ搭載させるならCPUも必然的にゲーミング用のHシリーズを搭載すべきなのですが、家電量販店のPCではHシリーズを搭載しておきながらグラボを搭載していないパソコンが多いのです。
ゲーミングコーナーにいけば搭載しているパソコンが置いてはいますが、お客さんがなかなかそこのコーナーを見るとは思えません。
ゲーミングパソコンが標準の時代はまだまだ先
デスクトップはパーツが中途半端
ノートパソコンはまだHシリーズでもcore i7やryzen7を搭載していたり、Uシリーズでもcore i5は4コア8スレッドと性能には申し分ないのですが、デスクトップパソコンになるとなぜこのパーツ?というくらい中途半端なのです。
パソコンをよく使う人からすればオーバークロックが出来るKシリーズを買い求めたいのですが、家電量販店のデスクトップパソコンでKシリーズを搭載しているお店はほぼ見たことないです。
デスクトップはこだわる人からすればマザーボード、メモリ、CPU、グラボ、CPUクーラー、電源と何から何まで自分で選択するので何も選べない家電量販店のパソコンは性能も中途半端で値段も割高なので損でしかないのです。
ノートパソコンならまだギリギリ許せますが、デスクトップパソコンはほんと損でしかないので、デスクトップで性能のあるものが欲しい人は必ず直販か出来たら自作しましょう。
デスクトップはBTOか自作が一番コスパが良い
しつこい販売営業
お店も商売だから仕方ない部分もある
何度も言いますがお店は利益がないと存続できません。なので、押し売りをしたりなんとか買ってもらおうとその場でのプレゼンをよくします。
これに関してはこちらがイラつくなんてことはやめましょう。もうしょうがないなと割り切って店員と対応するしかないです。中にはせっかく親切に説明してくれたんだから買わなきゃと思う人もいると思いますが、そんなこと考える必要はありません。
よく考えてください。その店員に嫌われたところであなたに何かデメリットでもありますか?嫌われたところで基本何もないのです。次同じ店員がいても話しかける必要はありませんし、もしうざかったらクレームを入れるだけです。
誰にでも好かれようなんて態度をとっても気疲れして自分だけが損をするだけです。嫌われたところであなたに何も影響はありません。法に触れない限り大丈夫なのです。
よく知らない人に知ったかぶった知識を出す
家電量販店の人の中にはパソコンの知識が全くない人が店員をやっていることがほとんどです。数年前に大阪のビッグカメラでノートパソコンを見ていたところおそらく台湾人だと思われる店員に声かけられたのですが
その時に言われたのがこちらはcore i7が入っているのでとても快適に使えますよと言われたのですが、私は「え?でもこれ第8世代だからcore i5もcore i7もそんなに変わらないですよね?ベンチマークはどれくらい違うのですか?」と質問したのですが
その店員はどもってしまって何度もいやこれはcore i7なのでみたいなことで何も進展しなかったのでもういいですといってその場を離れました。家電量販店の店員は自分が思っているほどパソコンの知識がないので細かい質問をしたら必ず困ってしまいます。
まぁ店員を試すという意味では嫌な客だとは思いますがそれくらい知識の乏しい人たちなので、ただただめんどくさいだけなのです。もし今パソコンは欲しいけど知識が乏しい人は必ず知識のある人と一緒に買うようにしてください。
ノルマがあるお店だと押し売りされることも
こんなことするお店はもうないかと思いますが、お店によっては販売目標が定められている可能性があり、そのノルマを達成するために強引な押し売りをする可能性があります。
例えばパソコンはウイルスに弱いのでセキュリティソフトも一緒にだとか、マウスも少し高めのものを買わせたりとか、知識の乏しい人をだますだけだまして高いお金を支払わせる可能性があります。
店員側は上からの指示なので店員に非はないとは思いますが、単純にうざいだけなので嫌ならそのお店に行かないようにしてください。それよりかは今はコロナ禍なので家でインターネットでじっくり検討したほうがいいです。
うざかったら即断る
何度も言いますが、その店員に嫌われてもあなたの人生に何も損はありません。買う気がないなら遠慮せず買わないのでいいですと言ってください。言ったところでムカッとはされません。
逆に断らないでいるとどんどん説明されて止まるところなく話されて結局買ってしまうなんて事態も考えられます。なので買う気がないならさっさと断る、これが鉄則です。
うざい人はイライラ製造機
PCは自分で選ぶ時代
スペックは調べればいくらでも出てくる
そもそもパソコンの性能なんてものはインターネットで調べればいくらでも出てきます。それをめんどくさがるから店員に騙されて、特に性能も高くないのに値段だけが高いパソコンを買わされるのです。
情報を知らないというのは本当に悪で簡単に騙されやすいのです。情報を調べるというのは自分を守るという意味でもあるので、決してめんどくさがらずに調べてください。
最初はCPUのことからでいいです。そしてその次がグラボです。最低でもこの二つに関しては知っておいてください。パソコンを買う上では一番重要な部分なので。
ネットなら比較も簡単にできる
家電量販店だともしスペックを比較しようと思うとベンチマークがあまり出てこないので比較しようにもなかなかできないことが多いです。
ところがネットならベンチマークはいくらでもありますし、なんなら性能比較をエクセルなどで自分で作れば一覧表に出来て簡単に比較することができます。
今はなんでもインターネットを駆使する時代です。世の中を生き残るためには自分の知識や考えをもったまま時代に合わせたやり方で進めていかなければなりません。
直販サイトのすすめ
直販サイトとは
ここまでは家電量販店のパソコンをいかに買ってはいけないかを説明しました。そしてここからは私がオススメする直販サイトの紹介です。
そもそも直販サイトとは何?というと家電量販店などの仲介を通さず、各パソコンメーカーが顧客の直接納品するタイプのことを言います。
販売は全てインターネットで行われているので、実店舗を持たないメーカーが多いです。でもこれは格安SIM会社でも同じです。格安SIMで契約されている人は同じ要領で注文していけばいいので何も困ることはないと思います。
コスパがよい
何度も言っているように家電量販店のパソコンは値段の割にスペックが低いのです。しかし、直販サイトなら家電量販店と同じ値段で数段上のスペックを注文することができます。
しかも中にはスペックアップも可能で自由にカスタマイズもできるのです。同じ10万円を払うなら少しでもスペックが上のものを注文したいですよね。
ちなみに私がなぜそこまでパソコンのスペックを求めているかというと、使い慣れてくるとパソコンの性能に自分が追いついてくるのでいくら速くても遅く感じるときがくるのです。
そしてスペックを上げておけば寿命も延びるので買い替える頻度も減り、無駄な出費が減るので、パソコンを買うときは自分が思っているものより、二つくらい上のものを買ったほうが絶対に得です。
直販PCのデメリット
最後に直販サイトのデメリットだけ紹介して終わりにします。
必要なソフトは全て自分で入れる
直販サイトのパソコンを購入すると、オフィスを入れていない限りデスクトップ画面がゴミ箱しか存在しません。
ほぼこいつしかないです
なので直販サイトを購入したら最初にやるべきことはインターネットに接続することです。これをしないとパソコンを買った意味は何もないのです。
インターネットに接続したら次は左下にあるMicrosoft Edgeというブラウザから必要なソフトをインストールします。オススメとしてはFirefox、GoogleChrome、LINE、AcrobatReader、discord、zoom、RealPlayer、GOMplayerをインストールすればいいです。
だいたいこれくらいあればパソコンを使う上では困らないのでインストールしておいて損はないです。
データ移行も全て自分で行う
データ移行はお金を出せば基本なんでもやってもらえますが、そんなことでお金かけるのもめんどくさいので全て自分でやりましょう。
USBや外付けHDDがあればそこに一回保存してからでいいのですが、オフィスがある人はSSDやHDDをクローンしないといけない場合がありますので、自分のパソコンが今どのような状況にあるのかよく調べてからデータ移行するようにしてください。
ちなみに今のパソコンはCドライブに小容量のSSD、Dドライブに大容量のHDDを搭載していることが多いので、以前記事にしたものがあるので参考までに読んでみてください。
Cドライブは起動用Dドライブはデータ用で使い分けろ
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到着まで2週間かかるときがある
即納モデルならすぐ来るのですが、それ以外だとなかなか来ないことが多いです。理由としては、まず注文を受けてから組み立てるのでその時点で時間がかかります。
さらに運搬には空輸ではなく船で輸送することが多いのです。空輸ですとコストがかなりかかりますので、インターネットの表示価格では利益を確保できないのです。したがって船による輸送になるのですが、船の場合のですとゆっくり進むので何日も何日もかかってしまうのです。
注文を受けてからの組み立てとコストを考えた輸送方法を考慮すると2週間かかってしまうのはしょうがない部分なので気長に待つしかないです。
遅いが輸送費は安い
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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