みなさんこんにちは
今回は思考というか考え方というかある意味哲学っぽい内容です。私自身もなるべくわかりやすいように説明しますが、わからなかったらごめんなさい。もしそれでもよいという人は最後まで読んでみてください。
難しい言葉や横文字とは
熟語
熟語というと定義的には二つ以上の漢字を結合させた言葉のことで、一般的には二文字の熟語か四字熟語の二つを多く使うかと思います。
最近で言えば「忖度」が有名ですね。熟語と言えども簡単なもの、とりわけ漢字を見ただけで意味がすぐにわかるものについては何も違和感なく使用できるとは思いますが、「忖度」のような見ただけでは意味が全くわからない熟語は避けたほうがいいです。
ちなみに「忖度」という意味は「相手がどう思っているか推測すること」もっと簡単に言えば「人の気持ちを察すること」です。でもわざわざ忖度なんて言わずに「こういうふうに気持ちを汲み取った」などと答えれば伝わるのでわざわざみんなが知らなさそうな熟語は避けるべきです。
正直どれくらいのレベルの熟語ならいいかというのは人にもよるかもしれませんが、だいたい中学生くらいの熟語までなら使っても伝わるかとおもいます。
ことわざ
熟語と並んであんまり使っても伝わらないのが「ことわざ」です。これはたとえ小学生レベルであったとしても使うべきではないです。なぜなら言ったところでほとんど意味がわからないし、会話として使わないからです。
例えばですが、普通に会話してて「それ猫に小判じゃん」なんて言っても、伝わるかもしれませんが、わざわざことわざを使って会話するより「それ意味ないじゃん」と言ったほうが簡単に伝わります。
大事なことはちゃんと伝えることです。ことわざを使ったところで聞いている側は一回脳でことわざを翻訳して意味のわかるように直してから言葉を理解します。ことわざなんて使わなかったらこんなめんどくさい脳内処理がいらないのです。
確かに知っていれば頭いいのかなと勘違いされてしまいますが、そういうのはペーパーテストのときだけでいいです。相手に伝えるためにはわかる人が少ないような言葉は絶対使ってはいけません。
故事成語
故事成語とは主に中国での出来事を言葉にして表したものです。主に「漁夫の利」や「温故知新」「臥薪嘗胆」などが当てはまりますね。でもこれもことわざと同じで会話として必要かどうかは疑問です。
例えば温故知新だなと言われてもほとんど意味が分からない人が多いです。ちなみに意味としては「古いことを十分に研究して、新しいことを発見、知ること」なのですが、まずそもそもそんな会話しますか?
国語の授業でもしなければそんな言葉は出てこないはずです。それに使う場面もかなり限られていますし、使う必要もないです。使ったところでそれどういう意味?と聞き返されるだけなので余計に説明する必要がでてきて話が進まなくなるのです。
ことわざも故事成語も知っていれば確かに頭がいいのかなと勘違いされやすいのかもしれませんが、言ったところで使う場面が限定的でかつ伝わらないことがほとんどなので、この記事をみている人は使わないようにしましょう。
英単語
個人的にはこれが一番腹が立ちます。特に上の立場であればあるほどこの英単語を使うことが多いのですが、コンセンサスやエビデンス、アサイン、リスケ、サジェスチョンなど私は聞くだけで腹が立ちます。
なぜ普通に日本語で言えないんでしょうか。これもことわざや故事成語と同じで聞く側は一回脳内処理をして英単語を日本語に直して意味を理解しなければなりません。
正直聞く側はそんな労力は使いたくないのです。ただただ聞くだけでいちいち言葉を気にしながら聞きたくないのです。そしてこの横文字である英単語を言ったところでほとんどの相手は苛立つだけです。
意識高い系といいますか、そんな言葉に力を入れて自分を目立たせようとしても逆に不信感に思われるだけなので、使うなとは言いませんがここは日本なので極力日本語を使いましょう。別に難しい言葉を話さなくても相手に伝えることが一番大事なのですから。
難しい言葉を使う人の特徴
この章では私が独断と偏見で難しい言葉を使う人の特徴を説明していきます。
仕事ができない
仕事が出来ないというのはどういうことかというと、納期ギリギリまで引っ張ることです。あれもこれもやってやってるふりを見せて、納期にはぎりぎりにドバっとダムのように出すことです。
別に間に合えばそれで問題はないのですが、もしそれで何か変更点があったり、解釈が間違ってたりすると訂正している時間がありません。基本的に3割でもいいから全体像をさっさと見せたほうが仕事は進みやすいのです。
難しい言葉を使う人は基本的に仕事をやってるふりが上手いです。難しい言葉を使う=仕事が出来ると勘違いしているかもしれませんが、自己完結していては何も回らないので今すぐやめましょう。
偉そう
難しい言葉で話す=頭がいいと思われてそうですが、バカの一つ覚えで使っている可能性もあります。その言葉の意味をよく知らないまま使っていたり、日本語で言えばすぐに伝わるのになぜか英単語にしようとするのは自分がちょっと偉いんだぞという自己顕示欲の現われです。
俺はこんな言葉知ってんだぞ。とかいう上から目線は今の世の中必要ありません。仕事は基本チームで行うわけですから、偉そうにしたって誰もついてきてはくれません。
だいたい、横文字や難しい言葉なんてのは覚えたらだ誰でも使えるわけですから何も偉くありませんし、そもそもなんで伝わりやすい言葉を選択せずにあえて難しいことばを選ぶのかは意味がわかりません。
人を小ばかにする
人を小ばかにしてるというか言い換えれば上から目線です。上から目線でこられるものこそイライラすることはありません。そんなことをしても本当に嫌われるのになぜやめないのでしょうか。誰もその難しい言葉では伝わらないというのを指摘されなかったのでしょうか。
人というのはまだ指摘されたり、アドバイスや教えてもらっている間は相手にしてもらってるのです。これが何も言われなくなったら、相手にされてないということであり、表向きには誰もが返事をしてくれますが、実は何も信用されていないということに気付いてください。
周りが使っているから
もう一つ理由があるとしたら「周りが使っているから自分も自然と使っている」です。まぁ自分を構築しているのは環境だったり、自分の周りの物資だったりするわけですから、その周りが自然に使っていたら自分も無意識のうちに使っているなんてことはよくあります。
まぁこのタイプは気付かないことが多いですし、本人も悪気があって使っているわけではありません。それなのに指摘をしてしまうとそれなりに理不尽ではあるので、環境で言葉が構築された人はこれまた環境で変えていくしかありません。
そうなると異動か転職になるのですが、正直そこまでして環境を変えたい人は多くはないでしょう。正直転職しても環境が変わらなかったなんてこともあるので、私からはなんとも言えません。
相手のためと思ってる
これまた上から目線なわけです。相手が知らないから自分が教えてあげようというありがた迷惑なパターンです。ありがた「迷惑」なのですから、普通に迷惑です。もう少し他人の気持ちを考えたほうがいいです。
まぁでも多くは自分が話していることに対して周りが迷惑なんてことが分からないことが多いですから、なかなか気づかないのも分からなくはないです。ただ周りが迷惑だと思っているときはけっこう顔に出ます。
なんとなくひきつっている。口や目がひきつっている。無理に笑っているなど、どこか引いている表情が見えたらそれは相手が迷惑がっているのです。顔色見ながら仕事なんてしたくなはいと思いますが、時には相手の顔色をうかがうのも大事ですよ。
難しい言葉を使う必要がない理由
伝わらない
まじで伝わらないです。今から例文を出します。「じゃあ最後の画竜点睛のためのマイルストーンをサジェスチョンするために、ミーティングをここにリスケしてコンセンサス得てくれ。あと、エビデンスを揃えてアジェンダも頼む。それと周りを牛耳る勢いでアサインしてくれ。」
こんな言い方されてわかる人いますか?ちなみに日本語で分かりやすく直すと「じゃあ最後の仕事の仕上げのための意思決定を提案するために、会議をここの日に再設定して合意を得てくれ。あと、証拠を集めて資料も頼む。それと周りを引っ張る勢いで人を割り当ててくれ。」
どうですか?上は何言ってるかわからない宇宙語のような感覚なのですが、下はなんとなく理解できそうですよね。別に横文字なんてしなくてもわかりやすい日本語にしたらちゃんと伝わるのです。それなのにあえて難しい言葉を選ぶのは愚策なので今すぐやめたほうがいいです。
印象が悪くなる
基本的に横文字や難しい言葉だらけだとあんまり印象はよくないです。俗にいう意識高い系なのかなと勘違いされますし、仮に環境のせいで使っていたとしてもこの職場やばいんじゃないかとストレスに感じられてしまいます。
まぁ万人受けする良い印象なんてのはありませんが、少なくとも悪い印象だけは避けたいですね。悪い印象を持たれてしまうと相手にされなくなって何も議論をしてくれなくなります。そういう悲しい状況にならないように最初は意識して避けなければなりません。
人が離れていく
伝わらないし、印象も悪くなると自然と周りから人がいなくなります。一度人がいなくなるとなかなか元には戻りません。新規に人を集めるか、頑張って既存の人を戻すかですが、正直既存の人は戻らない可能性が高いです。
そもそも自分自身から離れていく人というのは信頼が失ったから離れたと言いますが、実は最初から信じてないことが多いです。築城3年落城1日といってこれを信頼関係をとらえてはいますが、それは違います。
確かに自分自身の人生が変わるような裏切られ方をされたらそれは信頼をなくすかもしれませんが、正直そのレベルまでいかないと信用を失うなんてことにはならないのです。なので、既存を戻すより新規を増やしたほうが確実に増えていく可能性がありますので、もし人が離れてしまった人は既存より新規のほうが可能性があるかもしれませんね。
もし今難しい言葉を使っている人へ
ここからは今実際に難しい言葉を使っていて、やっぱりやめたい人にどうやって辞められるか解説していきます。
人への説明は小学生でもわかるレベルで日本語をかみ砕く
横文字や難しい言葉というのは基本的に意味不明です。そもそも学校では学習しないような単語なのです。なので、ほとんどの人が知らないので伝わるはずがありません。
会話はとにかく伝えることが大切です。相手にわかってもらわないと話が進みません。言葉というのは道具として使うもので自慢のするためにやるものではありません。
どうしても使わざる状況になる以外は小学生れべるの言葉でも十分です。英語だって我々日本人は難しい文法を習いますが、実際は中学英語レベルですよね。そんなものなので、わざわざ難しく言わなくていいのです。
自問自答してみる
これは会話をした後の話なのですが、今の会話はちゃんと伝わったのだろうか、難しい言葉は無かっただろうかなど、自問自答することで反省をすることです。
なんでもPDCAサイクルが必要でやるだけやって終わりでは何も成長しません。しっかりと反省することで次につなげ、よりよい会話などにつながっていきます。
まぁそもそも疑問に思ったり、反省もしなければ自問自答なんて何も意味のないものですけどね。自身の成長のためには反省をしないといけません。それに失敗をしない人間はいないので、誰しも反省して次に活かすことで成功していくのです。
どうしても使いたいなら補足を付ける
ただし、場合によってはどうしても使わざる状況があります。その場合は「これは難しい言葉で○○といって〜」などとこれは難しいやつだよといったり、補足を付けるなどして使用してください。
そうすることによって相手から嫌な思いをされずに済みます。言葉というのは確かに便利なもので、意味が凝縮されて文章が簡素化になったりと素晴らしいものなのです。
しかし、使い方を間違えれば何も伝わらず嫌な思いをされるだけで、誰も得しない嫌な空気が流れてしまいます。難しい言葉はそれだけ危険性があるので使うのは自己責任ですが、使わなくてもちゃんと伝わるということは理解してください。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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