みなさんこんにちは
今日は最近流行りのゲーミングパソコンに搭載されている
IntelのHシリーズ(ハイエンドシリーズ)について話していこうと思う
Hシリーズは第8世代から登場し、第7世代からコア数も増え、性能も大幅に進化したCPUです
ですが、ここ最近のHシリーズはちょっとずつしか進歩しておらず、私自身もまだまだ買い替える必要ないんじゃないのと思っています
今日はその理由をベンチマークを見ながら書いていこうと思います
各CPUの基本性能
まずは各CPUの基本性能から見ていきます
core i7 8750h | core i7 9750h | core i7 10750h | |
コア | 6 | 6 | 6 |
スレッド | 12 | 12 | 12 |
基本クロック(Hz) | 2.2 | 2.6 | 2.6 |
最大クロック(1コア)(Hz) | 4.1 | 4.5 | 5 |
最大クロック(全コア)(Hz) | 3.9 | 3.2 | 3.2 |
キャッシュ(MB) | 9 | 12 | 12 |
内蔵グラフィックス | Intel UHD 630 | ||
TDP(W) | 45 |
これが基本性能です。第10世代Hシリーズにはcore i7で8コアが存在するのですが、今回は比較しやすいように同じコア数のものを用意しました
確かに世代を追うごとに少しずつではありますが進歩はしています
しかし、IntelCPUはいつもそうなのですが、同じコア数だと少しずつしか進歩してません
製造プロセスが変わればそうでもないかもしれませんが、今のところなかなか10nmの開発がうまくいかない状況です
ライバルであるAMDのRyzenCPUにどんどん差をつけられていくのも時間の問題です
正直なところ私としては劇的とまではいかないがそろそろ10nmのHシリーズがほしいところです
ベンチマーク比較
基本性能だけではわからないのでここから実際の性能、ベンチマークを見ていきます
今回は比較的有名なベンチマーク5つで比較してみました
ただし、注意事項として今回のベンチマークは私自身で調べた数値のまとめです。実際に私がベンチマークを計測したのではないので、その点ご了承願います。
passmark
passmark上では世代を追うごとに約10%性能が上がっています
そういう見方をすれば8750Hから10750Hは約20%上がっていることになります
CINEBENCH R15
シングル性能では10750Hから爆上がりし、マルチ性能では9750Hから爆上がりしています
これは10750Hから1コアにおける最大クロックが5GHzになったこと
9750Hから基本クロックが上がったことによるものだと考えてます
CINEBENCH R20
こちらも同じですね
同じソフト系列なので似たようなスコアの出方がするのは当然かなと思います
補足:cinebench r15とr20の違い
補足としてcinebench r15とr20の違いについて紹介します
主な違いとしては
・より多くのマルチコアに対応、それによって精度も向上
・最新のレンダリングアーキテクチャを採用
・レイトレなどのIntel/AMD最新技術に対応
・3D空間を用いた複雑なテストシーンの採用
・r15と比べて計算量は約8倍
・r15に比べて必要メモリは約4倍
つまり、r15にくらべてr20はより精度のよいベンチマークソフトに進化しています
なのでr15とr20を一概に比較することはできません
どちらでもベンチマークはとっても良いですが、より信頼度があるのはr20のほうなのでもしベンチマークを計測したい方はこちらまで
GeekBench 5
geekbenchになるとシングル性能はcinebenchと同様に9750Hから伸びているのですが、マルチ性能になると世代を追うごとに約10%の伸び率にとどまっています
cinebenchだと物足らないという人はgeekbenchもベンチマーク計測をするといいと思います
一つのデータにこだわらず、いろんなデータを見ることで性能も見やすくなるのではないかと思います
CPU-Z
こちらも今までと似たような伸び率をしています。
ただし、マルチ性能の10750Hは公式サイトになかったので、実際の搭載PCを計測した数値となっています
こちらも公式サイトを置いておきます。ダウンロードは無料なので、ぜひみなさんも計測してみてください
総評
世代を追うごとに約10%の伸び率
どのベンチマークを見ても伸び率が約10%程度にとどまっています
さきほど書いてたとは思いますが、これは製造プロセスの限界にきているのだと思います
スマホだけでなくPCも使いこなせ
続きを見る
上の記事でもあったのですが、製造プロセスを小さくすればするほど省電力・高性能になっていく傾向にあります
ただ、Intelは第6世代からずっと14nmなのです
進歩してないといえば進歩してないです
そろそろ強引にでも10nmを出すべき
このまま14nmでいけばいずれ成長は止まり、Intelも経営が苦しくなるかもしれません
どのCPUを買えばいい?
基本的には最新のcore i7 10750H搭載ノートパソコンを買えばいいと思います
しかし、第10世代Hシリーズも出たばっかりですので、まだ第9世代Hシリーズのままのパソコンが多いと思います
しかし、ベンチマーク上ではそこまで差はないですし、実際に買ったところで速さの差を感じるのは難しいと思います
速さは正義だが、10%だと人は感じにくいです
誰が買うべきか
それは第7世代IntelCPUを使っている人です
この第8世代からノートパソコン向けもデスクトップ向けも多コア化してきているのです
多コア化すると性能差が飛躍的に伸びて、今まで以上に速さを感じやすくなるからです
パソコンの頭脳は高いに越したことはありません
ただし、私は自分のブログで何度も言っていますが、ゲームをするならデスクトップPC、それ以外ならどちらでもいいです
Hシリーズというかノートパソコンは排熱との戦いなので、熱が出てしまうと思った以上に性能が出ないということになってしまいます
話は戻しますが、第7世代より前の古いパソコンを使っている人は今すぐ買い替えても問題はないです
参考URL
おすすめPC
最後に毎度同じみ現時点での個人的おすすめノートPCを紹介して終わりたいと思います
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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