みなさんこんにちは
これが今年最後の投稿となります。週1更新ですので次の週末が翌年になるため今回でいったん区切らせていただきます。
そして今回は就職で人気資格の一つ「応用情報処理技術者」をどうやって合格するか、そしてこの資格で食っていけるのかを解説していきたいと思います
応用情報技術者試験とは
IPA(情報処理推進機構)が行う、ITに関する国家資格です。IPAが定めるレベルの中のレベル3に位置し、基本情報より踏み込んだ内容を問いかける試験となります
試験には午前午後と二つあり、午前はマーク式、午後は記述式の試験になっています。合格はそれぞれで100点満点中60点以上ですが、午前で60点に満たない場合午後は採点されないまま不合格扱いになります。
ちなみに応用情報は前回午前が合格したからといって次回は午前免除なんてことはないです。応用情報は試験に落ちてしまうと午前からやり直しとなってしまうため毎回午前午後両方の試験対策が必要になってきます。
令和元年の応募者数は99,447名で合格率は22.3%となっています。まぁ過去の合格率からみてもだいたい20%前後を推移しているので、世間一般では難関資格に位置しています
参考URL↓
筆者の受験歴
合計3回落ちのち合格
応用情報を受けたのは2012年春から2013年の秋の合計4回です
社会人1年目のときにITパスポートと基本情報がうかったのでその流れで応用情報もうかるだろうと調子こいてたら2年もかかることになってしまいました
最初のうちは気合入れて参考書の中身や過去問をひたすら覚えていたので午前は完璧だったのですが、午後を全く対策しないまま最初の本番を迎えたので当然ぼろぼろでした
そこで午後も重点的にやろうということで午後対策もしたのですが努力は実らず不合格
3回目をうけるころには今の会社の契約社員になったのでITとは離れているしもうこれで最後にしようと思い受験した結果なんと午後が2点届かず不合格に
これは正直悔しかったので4回目を受験することに。しかし、もう4回目となると勉強する気も起きず参考書も過去問も今まで受けたものも全て覚えきってしまいそんなに気がないまま受けたのですが
ようやく努力が実り、2013年秋に応用情報技術者に合格しました。まぁなんというか長かったなという思いが強かったですしもう2度とこんなに同じ資格は受けないと誓いました
得点遍歴
午前はうろ覚えなのでだいたいでしか書けないので申し訳ないのですが過去4回分の成績を公開します
2012年春 午前 73% 午後38点
2012年秋 午前 75% 午後48点
2013年春 午前 75% 午後58点
2013年秋 午前 83% 午後63点
なんというか10点ずつ上がっていってますね。この2013年春のときは本当に悔しくてしばらく立てなかったのをよく覚えてます
そして4回目のときは得点より先に番号を見つけたときは大学に合格した以来のガッツポーズが出ました
嬉しかったですし記述式の試験を合格するのも大学試験以来だったのです
合格証書
こちらが実際の合格証書になります
使った参考書
応用情報技術者 合格教本
これはメインの参考書です。電車の中や仕事のちょっとした休憩時間に読むだけでも効果はあります。
実際の試験に出る項目が非常におおく合格を目指すならこれが一番いいと思います。
ちなみに実際の試験だと、この参考書の中の端のほうに小さく掲載している項目も平気で出るので、もし受けられる人はこういう細かいところまで全て網羅したほうがいいです
ただこの参考書は700ページ以上あるので最低でも3か月はみて勉強しないといざ本番のときに何もわからないまま試験が終わってしまうので試験を甘くみないようにしましょう
応用情報技術者 午後問題の重点対策
これは1回目の試験終了後に買ったものです。なんで1回目のときに買わなかったのかというと
実は基本情報のときは合格教本だけで合格したので応用情報も合格教本だけでいけるだろうとかなり舐めた姿勢で試験に臨んだため、本番では全くできないまま試験が終わった記憶があります
これはさすがに午後対策もやらないといけないと思い、この参考書を買いました
中身としては過去問を中心により詳しく解説しており、記述問題に関しても抜け目なく対応しています
ただこの参考書も700ページ以上あるので正直すぐに覚えられる量ではありません。頭いい人は別にかまわないですが、私はそうではないので結局半年はかかった記憶があります
午前の対策
合格教本でとりあえず全部覚える
正直これが一番早いです。対策もくそもないですが、そもそも考えてみてください。当たるかどうかもわからないのに出やすいとこだけ覚えて出なかったとき悲しくないですか?
試験を受けるのに博打はやめてください。全部覚えるといっても深くまで覚える必要はないです。とりあえずこう来たらこうとモグラたたきの要領で覚えていってください
細かい理由はいりません。なぜなら資格試験などのペーパーテストは点さえ取れれば勝ちなのです。
試験のときにどうやって勉強してきたかなんて一切聞かれないので広く浅く確実に覚えていくのが実は一番効率がいいのです
無駄知識を蓄える必要はありません。聞かれたことだけ答えるのです。そうしていけば自然と点数は伸びていきます
勉強に王道はなし
ノートにまとめるのはめんどくさいから本に全てメモする
応用情報を受けるとなるとだいたいが社会人だと思います。社会人になるとそんなノートにいちいち書いている暇はありません
なので参考書に直接メモをしていきましょう。読んでみたけどなんかよくわからなくてネットで調べたものをそのまま参考書に書いていけばいいです
メモしたらBOOKOFFで売れないじゃないか!と思う人もいると思いますが、参考書をBOOKOFFで売ったところでいくら高くても100~200円くらいにしかならないです
いくら綺麗にして使って売ろうとしてもそんな値段にしかならないのですから、汚しても何も問題はないです。細かく調べたときや参考書の説明が足りないときはどんどん参考書に書いていきましょう
気になったらすぐに手を動かせ
合格教本のアプリで過去問を反復回答
応用情報に限らず全レベルの試験でそうなのですが、午前の試験は過去問から使いまわすことが非常に多いです。
なので過去問を何度もやり問題ごと覚えておくと時間短縮につながり、他の問題により時間を費やすことができます
しかも今はスマホアプリでいつでもどこでも出来るようになったのでちょっとしたスキマ時間にやるのもお勧めです
合格教本をある程度読み終わったらあとはひたすらアプリで過去問をやってください。そうすると午前は知らぬ間に完璧になるはずです
午後の対策
重点対策で問題ごと覚えろ
残念ながら午後は午前のように過去問を使いまわしてくれません。なので問題ごと覚えるなんて意味ないじゃないかと思うかもしれませんが
問題ごと覚えることによってパターンを覚えることができます。なので似たような問題が来た時に過去問を思い出し、解答パターンを記載すれば点数は伸びていきます(個人の感想)
700ページ以上も覚えられないよという人でも毎日継続していけば最後までたどり着きます。何事もあきらめないことです。合格には根気が必要です。
参考書が分厚いからといって勉強を避けてはいけません。何事も挑戦し、最後までたどり着いた者だけが合格できるのです
簡単に諦めるな
過去問を何度も解け
問題ごと記憶していくわけですから1度解いただけでは身に付きません。なので午前と同じく過去問を何度も何度も解いてください
私は4回受験して過去問5年分やりましたが、結局10週近くやって最終的には全ての過去問で満点が取れるようになりました
そしてそこまでやった本番でようやく合格することができました。努力は絶対に裏切りません。やってきた内容を確実に覚え、過去問を何度も解いて合格点に届かせましょう
過去問は買わなくても特設サイトがある
書店では過去問を売り出しているものもありますが、実はネット上で過去問を掲載しているサイトが存在します。それがこちらのサイト
このサイト私が受験していた時にもお世話になったサイトです。午前問題だけでなく午後も掲載しており各問題に詳しい解説も載っています
スマホからでも見れますが画面が小さいと問題が見にくい可能性があるので見るならタブレットかパソコンをおすすめします
解説も細かく掲載しているので過去問を買うのをやめてこちらのサイトで過去問(特に午後)を解いていきましょう
情弱になってはいけません
応用情報技術者は使える資格?
最後にこの応用情報というのは実際に使えるのかどうか解説していきます
持ってるとITに強いと評価をもらえる
資格というのは基本的にその人の能力を明確にしたものです。なので持っていないよりかは持っていたほうが基本評価は高めです。
応用情報となると難関資格に位置しますので、もし会社に入った後でもいろんなことに真剣に勉強してくれるといった評価も得られる可能性があります。
ITに就きたい人もそうでない人も全ての人にこのIT資格は必要になってきますので、ぜひ取得しておきたい資格の一つになります
業種関係ないからといって受けないのはもったいないです。これからどんどんIT化が進んでいきます。それについていけない人は置いてけぼりにされ出世にも響いてきますのでITスキルというのはバカにしてはいけません
テストの内容がそのまま実務で使えるとは限らない
ただこれは実際に取ってからの話になりますが、応用情報を取ったからといって実務でめちゃくちゃ使えるかといえばそうではありません
ITにおける知識を問うだけの試験ですので、実際に現場で使うスキルとは別物です。でも持っておけばその現場で使うスキルがすぐに身に付いたり、より難しい仕事を任されることもあります
みなさんに気を付けてもらいたいのは資格を取ったからといって天狗にならないことです。実際にはその資格を使ってより幅広い仕事に挑戦をしていくことになります。
これは絶対にやめましょう。確実に嫌われます。
企業によっては資格手当がもらえる
もちろん難関資格ですので、会社によっては月々もしくは一時的に手当金が出る場合があります
私は応用情報を持っていたこともあり、会社に申請したところ月々5500円給料が増えました。正直今はこの資格手当がなければ生活が苦しいところでした(ありがとう過去の自分)
人によっては資格手当が欲しいから資格を取得するという人もいるとは思います。しかし、ほしいからといって今の業務に関係ないものを取ったとしてもお金以外全く役には立ちません。
もし出来るなら資格手当が出る資格の中で今の仕事に関係ありそうなものを勉強するのがいいです。そうすれば取ったあとに仕事で大いに役に立ちます。
仕事に有効でかつお金がもらえる資格を取りましょう
適切な職場では適切に評価される
ただここまでみてるとあんまり意味ねーじゃんと思うかもしれませんが、バリバリのIT企業で仕事をしている人なら応用情報の資格評価は適切に評価されます
それ以外だと確かに評価は難しいかもしれません。もしくは上司やもっと上の人たちがこの国家資格の存在を知らなかったり、資格手当の就業規則を知らない可能性があります(ちなみに私は両方でした)
資格は取るに越したことはありません。特にこれからAIと呼ばれるものが次々と登場しています。そんな世の中ではIT人材の育成が急課題となっています
AIに仕事を奪われると思うかもしれませんがそうではありません。実際にAIを作るのは人ですし、それを管理していくのも人です。
結局人の世の中を作っていくのは人でしかないのです。なのでこれからの時代ITスキルは必須のスキルと言っても過言ではありません。
結局人が全てを支配するのです
まとめ
・応用情報はIPAが行う国家資格でレベル1~4のうちのレベル3
・合格率は20%前後で難関資格に位置する
・午前午後ともに参考書&過去問を解きまくれ
・過去問は紹介サイトかでOK
・取ってお金しか得はないかもしれないが損はない
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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