みなさんこんにちは
今回は前回XPSでお世話になったDELLのアンバサダープログラムに再び当選しましたのでまたノートパソコンをレビューしていきたいと思います。
今回は前回のようなビジネスパソコンではなく、ゲーミングパソコンでDELLの中ではフラッグシップともいえるALIENWAREです。正直このタイプのパソコンには触れたことがなかったのでレビューを楽しみにしていました。それでは順にレビューしていきます。
スペック
CPU | Core i7-10750H |
OS | Windows 10 Home 64ビット 日本語 |
メモリー | 32GB (16GB × 2) DDR4-2666MHz |
ストレージ | 256GB PCIe M.2 SSD |
グラフィックス | NVIDIA® GeForce® RTX 2080 SUPER™ 8GB GDDR6 |
ディスプレイ | 15.6インチ FHD (1920 x 1080) 144Hz 7ms |
重さ(本体) | 2.11kg |
インターフェイス | ・USB3.1×3 ・Thundrbolt3(USB Type-c)×1 ・Mini Displayport×1 ・ギガビットイーサネット ・Power/DC-inポート ・HDMI端子 ・micro sdカードスロット ・オーディオ端子 |
現在はこのタイプは購入できないのですが、やはりゲーミングPC最強とうたっているだけにグラボはRTX2080SUPERを組み込んでいます。CPUはまだこの上があるのですが、今回はcore i7モデルをお借りしているので仕方ないです。
ただ気になった点はRAMメモリの周波数が低いこととSSDがNMVeではなく、普通のM.2タイプだという点です。ゲーミングパソコンなのですから、メモリもSSDもいいものを搭載してくるのかなと思いきやそんなことはなかったのでこれがどういう結果が出るのかは今からテストしていきます。
特徴
外観
まずは外観を見ていきます
今回はかなり大きめの箱で到着しました。前回は13.3インチだったのですが、今回は15.6インチなのでそこそこ大きいです。
中にはなんとも高級感のある箱に入っていました。それと説明書と初期化設定書類、中身の確認の紙が入っていました。今回は借り物なのでこれらすべてを返すことになります。
中を開けてみるとなんとも高級感を感じるというか大事に大事に扱われているのがよくわかります。ちなみに上のコンセントの絵が描かれているのが電源などが梱包されています。
中から取り出すとこんな感じ。ALIENWAREですから宇宙人のロゴがよく見えます。XPSをお借りしたときも背面にロゴが映し出されて入れ、ハイスペックモデルは扱いが違うんだなと感じました。ちなみに私がもっているGシリーズは背面にロゴなんてものはありません。
背面には排気口がたくさん開いています。ハイスペックなCPUとGPUを積んでいるので、かなりの熱を輩出します。そのために背面からの排熱にはかなりこだわっている様子です。
背面には電源ポート、ALIENWARE専用ポート、miniDisplayポート、Thunderbolt3ポート、HDMI端子がついています。ハイスペックゲーミングパソコンはこういった背面に端子をつけることが多いです。まぁそれだけ外部に接続するということです。モニターをもしかしたら何画面も使う可能性があるので、映像出力は何個もつけているように思います。
左側は排気口、ギガビットイーサネット、USB3.0、オーディオ端子がついています。
右側にはUSB3.0が二つ、microSDカードスロット、排気口となっています。ノートパソコンは端子の制限があるのですが、このパソコンはかなり充実した端子を備えています。あと、排気も背面、左右と抜かりなしです。これならオーバーヒートする心配もないです。
電源はこの3つです。でかすぎる、こんなでかい電源はみたことないです。いくら最強ゲーミングパソコンといってもこんな電源渡されたらたまったもんじゃありません。もう少しなんとかならなかったんですかねDELLさん・・・
電源は240Wとかなりでかめ。ちなみに私が持っているDELL G3 15は電源は135Wです。それでも大きいと感じていたのですが、ALIENWAREはそれ以上に大きいです。ぶっちゃけ弁当箱です。
144Hzリフレッシュレートのぬるぬる画面
リフレッシュレートとは1秒間にどれだけ画面が書き換わるかを示した数値になります。144Hzということは1秒間に144回切り替わるという意味なのですが、これはCPUとGPUの性能に依存します。
GPUが劣れば144Hzなんて数値は出ませんし、CPUが劣ればGPUがよくてもボトルネックを起こして144Hzが出ないことがあります。なので144Hzをきっちり出そうとなるとCPUとGPU両方が優れてなければなりません。
今回お借りしているマシンはCPUがcore i7-10750H、GPUがRTX2080SUPERなので性能的には申し分ないです。これくらいの性能なら問題なくリフレッシュレート144Hzが出ると思います。
2.11kgでゲーミング最強
前までハイスペックなゲーミングパソコンは分厚くてクソ重いパソコンだらけだったのですが、このALIENWAREはゲーミングパソコンにしては薄く、しかも重さが2.11kgしかありません。今回は質量計が2㎏までしか計測できないものだったので実際の画像はございません。
重さが2.11㎏だとぎりぎり持ち運べる重さです。仮に2.5㎏になるとかなり重さを感じて持ち運ぶなんて感覚には至らないのです。しかし、この機種はそんな問題をクリアし、いつでもどこでもゲームが可能というのを実現しました。
最近の主流で事務用パソコンは1㎏前後、ゲーミングパソコンは2㎏前後であることが多いです。もう少し軽くとは思うのですが、かなり企業努力をしてこの重さなので正直いうと個人的には重さはこれくらいで十分に感じてます。
ALIENWARE専用設定画面
ALIENWAREを起動するとしたの画面のような専用の設定画面が出てきます。
この画面では保証やパソコン診断、コミュニティやゲームのための設定ができるようになっています。このあたりがもうALIENWAREを特別扱いしていると思います。まぁフラッグシップモデルといっても過言はないですからこれくらいやっても文句の言いようはないです。
ハードウェアベンチマーク
ベンチマークの前に
今回のゲーミングノートパソコンの場合、必ずNvidiaコントロールパネルを開き、「3D設定の管理」にて優先グラフィックスプロセッサを「高パフォーマンスNVIDIAプロセッサ」に変更しましょう。そうしないと思った以上にベンチマークが出ない可能性があります。GPUを搭載しているノートパソコンをお持ちの方は必ずこの設定をしておきましょう。
CINEBENCH R15
ますはおなじみCINEBENCHから
OpenGLに関してはさすがです。めちゃくちゃいいGPUを使っているのですからいい結果が出るのが当たり前です。それ以上にCPUが少しがっかりな結果になっています。なぜなら私が持っているパソコンのCPUはcore i7-8750Hなのですが、そのときのCINEBENCHR15は「1082」でした。そう考えると2世代先のものなのに、性能があんまり出ていないというのは少し残念な気持ちです。
CINEBENCH R20
こちらは私が持っているパソコンのCPU、core i7-8750Hよりも高い結果がでました。まぁテストによって組み込まれているプログラムも違うので違う結果が出てくるのは当然かなと思います。
CINEBENCH R23
R23まで行くと差が顕著になります。重い処理をすればするほど性能差が出るという結果が得られました。これはいろんなベンチマークをしていくとこういう結果が見えてくるのはやっぱり面白いですね。
CrystalDiskMark
これもわからない人向けに説明しておくと
SEQ1M
Q8T1シーケンシャル(ブロックサイズ1MiB、キュー8、スレッド1) SEQ1M
Q1T1シーケンシャル(ブロックサイズ1MiB、キュー1、スレッド1) RND4K
Q32T1ランダム(ブロックサイズ1MiB、キュー32、スレッド1) RND4K
Q1T1ランダム(ブロックサイズ1MiB、キュー1、スレッド1)
- SEQ(シーケンシャル):連続した領域の読み書き速度を測定
- RND(ランダム):ランダムな領域の読み書き速度を測定
引用元:PC設定のカルマ
SSDでもNMVeタイプではありません。ですがそれでもここまでの性能が出るのはM.2タイプでも進化してきているということなのでしょうか。私はSSDに関してはあまり詳しくはないのでよくわかりません。
CrystalMark
これの用語について再度説明しておくと
「Mark」:ベンチマークの合計。
「ALU」:CPU性能に関するベンチマーク。整数演算速度。
「FPU」:CPU性能に関するベンチマーク。浮動小数点演算速度。
「MEM」:メモリ性能に関するベンチマーク。
「HDD」:ハードディスク性能に関するベンチマーク。
「GDI」:2Dグラフィックス性能に関するベンチマーク。
「D2D」:2Dグラフィックス性能に関するベンチマーク。DirectDraw。
「OGL」:3Dグラフィックス性能に関するベンチマーク。OpenGL。引用元:7ちゃんねる
となります。今回なぜかD2Dの測定ができなかったのですが。それでも全体的に素晴らしい性能をしています。まだCPUも細分化が進んでいますから、ここからさらに性能が伸びていくと思われます。
7-ZIP
エンコードソフトでのベンチマークですが、ごめんなさい。これは私はあまり見方がわからないです。わかる人もいると思いますので、一応載せておきます。
CPU-Z
これはCINEBENCH R15同様私がもっているパソコンのCPUと大差がない状況になりました。やはり、簡易的なテストではそこまで差が生まれないのかもしれません。
3DMark
最後にGPUのベンチマークをしていきます。
前回XPSでベンチマークをとったときはおよそ10分の1でしたのでそれを考えるとかなりすごいです。実際ベンチマークテストを見ていてもここまでぬるぬるに動くのかというくらいすごかったです。ここまで性能が出ればゲームをしても問題はないです。
ゲーミングベンチマーク
ここからはこのパソコンのメインともいえるゲームのベンチマークをしていきます。今回新たにストリートファイターⅣとⅤのベンチマークソフトも動かしてみました。
バイオハザード6
もうね、すばらしいの一言。これ以上何を求めるんだというレベルです。ノートパソコンでここまで性能が出るようになったのはエグすぎます。
ドラゴンズオンドグマオンライン
こちらはすでにサービス終了したゲームなのですが「4gamer」というサイトからダウンロードしました。
低品質
標準品質
最高品質
ほとんど変わらない結果が出ました。設定差でここまで変わらないのも初めてみました。まぁバイオハザードもドラゴンズオンズドグマもだいぶ古いゲームなのでこれだけで判断するのは難しいです。
モンハンフロンティア
前回のXPSでのレビューでは約5000だったのでその6倍ということを考えるとALIENWAREがいかにモンスタースペックをしているのかがわかります。モンハンフロンティアもサービス終了しているのでもしテストをしたい方は4gamerからお願いします。
ストリートファイター4
今回から新たにベンチマークテストを増やしました。
もうね、フレームレートが落ちることなかったです。PS3時代のゲームとはいえ、ここまでぬるぬるに動くのは素晴らしい一言につきます。
ストリートファイター5
低設定
中設定
高設定
最高設定
すべて同じです。びっくりしています。ストⅤがしょぼいのかALIENWAREがすごすぎるのかわかりませんが、低設定から最高設定まですべて同じ結果が出るのは恐ろしすぎます。
ドラゴンクエスト10
低品質
標準品質
最高品質
ドラゴンクエスト10ではなぜか標準設定より最高設定のほうがいい結果が出るということになりました。理由はわかりませんが、軽いゲームだと設定を変えても変えなくても全然支障は出ないようです。
FF14
標準品質
高品質
最高品質
FF14はかなり重ためのゲームなのですがそれでも最高品質でとても快適を叩き出せるのはふとえにGPUの性能が素晴らしすぎるのです。もうここまでいくと、何のゲームをしても快適に動かせます。
FF15
軽品質
標準品質
高品質
FF15は現在のベンチマークテストの中では一番重たいと思います。そんなテストでも高品質でとても快適まではいきませんが、快適レベルを叩き出せてます。FF15のベンチマークは何回もしたことがあるのですが、こんなに快適の文字が並んだのは見たことがありません。
まとめ
持ち運べる最強ゲーミングパソコン
重さ2.11㎏でこのゲーミングスペックです。はっきりいっておばけレベルです。こんなにすごいノートパソコンはみたことがありません。PCゲーマーはこのノートパソコンさえ持っていれば遠征先のホテルからでも有線LANであれば十分にプレイ可能です。
今のゲーマーは遠征先でも練習しておかないと腕がすぐに鈍ってしまうのでゲーミングノートパソコンの進化は必要不可欠なのです。もうここまで進化しているのですから、私も以前はゲームはデスクトップという考え方だったのですが、今回のALIENWAREで考え方を改めなければなりません。
家ではモニターが必須
ただし、家では最低でみ24インチのモニターは必要です。いくらゲーミング性能がいいといっても15.6インチや17.3インチでは小さすぎます。なので少なくとも24インチのモニターを購入しておけばよいかと思います。
PCモニターについては過去に記事にしていますのでもしよければそちらをご覧ください。
ノートパソコン使うならモニターも使え
続きを見る
値段がネック
ALIENWAREはゲーミング性能がとんでもないので、その分値段が跳ね上がります。今回お借りしたPCと同等のものを購入しようとなると約30万円は必要になってきます。ただ、その30万円で外でもゲームが快適にできるということを考えたら30万円は出す価値はあると思います。
今回はゲームに焦点を当てて解説しましたが、CPU性能も抜群なので、編集やクリエイトにも使えます。つまり、ALIENWAREを持っていればこれ1台でなんでもこなせてしまうのです。それだけ考えてみたら30万円という数字は妥当なものです。今回の記事でご興味を持たれた方はぜひ公式サイトからご購入をお願いします。
今回のアンバサダープログラムではDead by Daylight付き
前回はHuluの無料体験だったのですが、今回は世界でも人気のゲーム「Dead by Daylight」の体験ができます。最近は忙しくてゲームそのものができなかったのですが、今回のプログラムで試してみたいと思います。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
Twitterやってます。もしよろしければフォローお願いします。