みなさんこんにちは
今回は私が今製造業で働いている中でDX(デジタルトランスフォーメーション)化が騒がれています。ただ、現状製造業にIT人材はなかなか来ないのです。なのでIT人材を入れて育てていくにはどうしたらいいか私なりの視点で解説していこうと思います。
現状
そもそもITがしたくて非IT業界には来ない
普通に考えたらわかるかと思いますが、ITを学んでいる人がITで仕事をしていこうと考えているときに非IT業界を考えるなんてことはあんまりないです。特に私のいる製造業なんてのは考えもしない人のほうが多いです。実際に大学で情報学部を持っている実績を見てみると
引用元:関西大学総合情報学部
引用元:名城大学都市情報学部
引用元:立命館大学情報理工学部
こう見てみると多くは情報通信に就職していることがわかります。それ以外もちらほらありますが、基本的にITがしたくてIT以外の業種の会社に入るなんて考える人はいません。
そもそも非IT業界はITスキルを重視していない
特に私が製造業だからかもしれませんが、ITに対して全く重視してません。なくても今までやれて来たんだから問題ないでしょ。というのが基本スタンスなのです。確かにITは必ず導入しなければならないかといえばそうではありませんが、生産性が向上するのは間違いないのです。
飲食店とかも多いのですが、飲食店はレジのPOSシステムを分析している人はどれくらいいるのでしょうか。そしてキャッシュレス決済にしてお客さんの動向を分析している人がこの世のどれくらいいるのでしょうか。
データというのは実行する前に事前に全ての事象について確認ができ、分析することで最適解を出すことができます。この最適解を用いることで売り上げは同じかもしれませんが、例えば廃棄率が下がって利益が上がるということは可能になります。
売れればそれでいいやと思っていてはいつまでたっても同じですし、会社として生き残ることができません。特に今はコロナ禍で売り上げがは減っているのですから、いかに利益を残してお店を残していくかが勝負になっていくのです。
これからの時代は分析の力が必須です
IT系の資格について社内が知らないことが多い
これも私の会社でよくあったのですが、管理職がITの国家資格を知らないことが多いのです。例えば、私が勤めている会社には持っているだけで手当がもらえる制度があって、その制度を利用しようと申請したらその資格は何?と跳ね返されて意味のわからないものを出すな的な感じで跳ね返されました。
まぁそのあと人事を間に挟んで最終的に承認してもらったからよかったんですけどね。でも管理職ですらこの程度なのです。IT化しろとうるさい世の中なのですが実情はITの国家資格も知らない人ばかりです。
まぁ必ず知っていなければならないかといえば別にいりませんが、あまりにもITを粗末に扱われている気がします。まぁいまだに電子版ではなくて紙ばっかりでやりとりしていますから仕方ない部分はありますけどね。
ITの情勢に疎い
当然ITのことなんて知りもしないし知ろうともしません。別に悪いことではないです。単に興味のないことの情勢に疎いなんてのは当たり前です。ただそれにしてはニュースでちらほら出てくるはずなのでそれなりに聞くかとは思いますが、まぁ興味のないものを聞けと言っても苦痛ですから。
ITというのは基本的に日進月歩で進化をしています。なので昨日聞いたものがすでに過去のもので、実はもう新しい技術が出ているなんてのは日常茶飯事です。中学高校の授業と同じで見逃してしまうとすぐに置いてけぼりにされます。
もしこれからITのニュースを興味をもって聞こうとしている人はとにかく毎日ニュースを読んで下さい。媒体はなんでもいいです。私の場合は朝の通勤時間にVoicyというボイスメディアを聞いています。ながら時間に聞けるのでおすすめです。
リンクも貼っておきますので興味のある方はぜひ聞いてみてください。ちなみに朝8時から「ヤング日経」→「Voicy公式IT・ビジネスニュース」→「ながら日経」の順で聞くのがおすすめです。
どういう人がいいか
体力がある人
どういうことかというとパソコン作業をずっと続けれられる人です。基本的にパソコンの画面を何時間も見れる人を体力がある人といいます。もっというと就業時間内のパソコン作業をして、家に帰ってもさらにパソコンで何かをする人でないとIT人材とは言えませんし、伸びません。
そもそも勉強でもそうですが、頭が良い人はなんで頭がいいと思いますか?答えは勉強している時間が長いからです。勉強している時間が長いということはそれだけ勉強できる体力があるということです。ITでも同じでITとはパソコンのことですから、何時間もパソコンの前で作業できないと意味がありません。
これから面接等でIT人材を確保したいという人事の人はいかに長くパソコンと向き合える人を採用しましょう。それだけ体力がある人なら今後能力として伸びやすいですし、新たに勉強したとしてもすぐに習得するはずです。
体力勝負とか昭和かよと思うかもしれませんが、実際仕事する上で大事なのは仕事出来る体力ないと何も出来ません。単純な話1時間しか仕事出来ない人と8時間みっちり仕事できる人では出来栄えが違いますよね。それだけ体力というのは大事なのです。
体力がなければ知識も精神も身に付きません。みなさんはなんでもかんでも気合だとか根性だとかもっともらしいこと言って一番大事な体力も部分に触れません。でも本当に必要なのは体力です。土台がしっかりしていないと何も始まらないということは覚えていてください。
ITニュースをよく見る人
当たり前ですが、ITに関して興味がある人でないと続けられません。なんでもそうですが、興味のないことを続けろと言われても苦痛なだけですからね。さっきも言ったようにITの進化は日進月歩で進んでいきます。なので日々ITのニュースを追っていける人が望ましいです。
ちなみにITとなると最初はパソコンもしくはスマホからだと思います。ITニュースを何から読めばいいかわからない人はまず最初なパソコンやスマホの最新機種の記事から読んでいけばいいと思います。
そこから先は派生でどんどん広がっていきますので、入り口は誰でもわかるところから入ればいいです。いきなり難しいものを読んだって何もわかりませんし、面白くもないですからね。
調べる能力がある人
ITに関することは常に最新を追わないといけません。しかし、大大多数の人はそんなことわかりませんし、急に言われてもちんぷんかんぷんなのです。もしあなたがIT人材として配置されているのなら、おそらくITのことに関してなんでも聞かれます。
その際、はっきり言って誰も助けてくれません。なぜかというと誰もわからないからです。私もそうですが、基本的に非IT業なので、ITに関することは全部聞かれます。その度に調べてパワポでまとめて見ただけでわかるようにしてます。
そういう意味ではなんでもインターネットで調べられる人がIT人材としては望ましいです。もしあなたが今ITの体力があって、ITニュースもよく読んで、なんでも調べれる人なら今すぐ会社のIT人材として立候補してください。これからはITを操れるかどうかが重要な項目の一つとなってます。ぜひあなたの立候補をお待ちしています。
どれくらいの能力が必要か
さっきまでは性格の話でここでは資格の観点からどれくらいの能力が必要か解説します。
資格でいえば基本情報処理で十分
基本情報処理というとIPAが主催している情報処理に関する国家資格です。管轄は経済産業省です。この情報処理の資格のなかでレベル2に当たるのが基本情報処理なのです。
基本情報処理ではITに関する基本的な内容も盛り込んだ試験になりますので、この資格を持っていたらITに対しては十分理解は得られるのかなと思います。それ以上はいらないのかといいますと、実務レベルでは全く使いません。
それでも何か資格が欲しいというなら民間資格ならオラクルやシスコといった実務作業レベルの資格は存在します。まぁそんな実務レベルの資格を取る人はIT業界にいる人なので、非IT業の人は考えなくていいです。
会社にもよるが手当があるなら応用情報技術者は取っていい
私の会社がそうなのですが、応用情報処理を持ってるだけで月々手当がついてくるのです。資格的には基本情報処理だけでいいのですが、会社からお金が貰えるのであれば応用情報処理を目指す価値はあります。
ただし、応用情報処理となると午後は記述問題となり、基本情報処理と違い午前合格したら次回は午前免除なんて制度はありません。落ちたらまた最初からという地獄の資格試験です。
たまにYouTubeやブログなどで1発合格しましたなんて動画や記事を見ますがそれはよくみるとIT会社で働いていたりと、取って当たり前な人たちがあげています。なのでそれで1発で取れたと自慢されてもなんとも思いません。
ちなみに私は3回落ちてからの合格でした。そのときの勉強法を過去に記事にしていますのでもしよければそちらも読んでみてください。
応用情報技術者合格法
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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