みなさんこんにちは
今回は自分自身が大事にしている考え、データの取り扱い方や考え方について解説します。この問題は現場から見れば上は数字しか見てないと文句ばっかり言っている人も多いかもしれません。数字を見るにはちゃんとした理由があるのです。理由もなく数字ばっかり眺めないですよね。そこも含めて解説していきます。
なぜデータを見るのか
全体を把握しやすい
まずデータを見てわかることは全体が見えることです。数字だとほぼ全ての結果が見えてきます。なのでそれを計算やグラフ化することで現場では見えなかったことが一気に見えるようになります。
正直全体を把握してから詳細に行くほうが仕事が速く終わるのです。現場単位で細かいところからいちいちデータとっていたって何もまとまらないんです。それなら全体像を早く見せることによってどこが問題点なのかをいち早く見つけ出すことができます。
何でもそうですが、仕事が出来る人はまず全体像から入っていきます。そして全体像が見えたとなるともうそこで8割は仕事が終わります。仕事が出来ない人は細かいところから入っていき、結局まとまらなくて終わってしまいます。何事もスピード感は大事です。早く進めようと思うと全体像から入るのが一番いいのです。
予測がしやすい
もちろんデータを扱うわけですから、計算式をはじき出すことで未来への予測ができます。最近よく聞くAIの中の時系列分析がこれにあたります。ここ数か月ではコロナが再び流行るのではないかということについて計算されています。
まぁ予測は予測なので外れることもありますが、予測がなければ人は何かしらの対策をしようとは思いません。だって何も公表されなかったら何もしないのと同じです。今の政府もこのコロナ禍の予測データから今後どうすべきか議論が進んでいるわけです。
そんなんじゃ後手後手になると思うかもしれませんが、後でも言いますが、資源は有限なのです。その資源(ここではお金のこと)を有効に使うためにはデータから全体像を見て、問題点のあるところに集中的に資源を追加していかなくてはなりません。今回の持続化給付金などがそうですね。
取り返しが付く
全体像を見て、データ上からの試算ですから、実行する前に計算をしていくことで実は効果がないこともわかります。実行してお金を費やしてからではもう取り返しが付かないわけですから、データ上で何度も試算結果を出さなければなりません。
ありとあらゆる試算結果から議論を繰り返し、限りある資源を費やして課題解決に向けて努力をしていくのです。現場が困っているから必ずしも解決しなければならないかと言えばそうではありません。
中には単なるわがままの場合もあります。私の職場の現場先でもそうなのですが、パソコンじゃなくてタブレットにしてほしいだとか、会社の金だからといって現場で処理するパソコンを最新にしてほしいなど、根拠が何もなくただのわがままで意見をすることがあります。
会社というのは基本営利団体です。現場で出た問題が本当に利益につながるのかどうか考えなくてはなりません。そして最近では環境にもうるさくなっています。消費エネルギーの削減やCO2削減もしていかないと会社として信用を失う可能性もあるのです。
無駄をなくすため
みなさん会社のお金というのはどういう使われ方をしているかご存知でしょうか。会社というのは年末に来年度これくらい使いますという予算を決め、そして来年4月から実行していくのです。そして売り上げから残ったお金を利益として計算するのです。
この利益がなぜ毎回毎回決算で公表できるかというと、予算を決めてだいたいの売り上げを予測しているから利益が予想出来るのです。あらかじめ使うお金が決まっているのですから、会社としてはそれ以上の売り上げを出せば黒字になるのです。
つまり、予算を決めるということは無駄をなくすことなのです。無駄遣いをしないためにも予算をきっちり決める必要があるのです。そのためにもデータをしっかり活用することで無駄をはぶき、効率のよい経営や運営を行うことが可能になるのです。
問題点を急所的に出せる
データから全体像を見て、そこから問題点があるところを抽出するわけですから、効果的にここが原因とピンポイントに探し当てることができます。現場を見ただけで総当たりをしていては時間もお金も人も全く足りません。
時間と資源は有限なのですからいかに素早く問題を解決させるためには全体をいち早く把握し、どこが問題なのかを見つけ、解決策もすぐにはじき出し、迅速に解決させるのです。そうすることで現場は生産がとまることがなくスムーズに物事を進めることができます。
データと現場を組み合わせる
ここでは先ほどまで話していた内容と繰り返しにはなりますが、データと現場との組み合わせについて話します。
データから課題を見つける
データは何度も話しましたが、全体を見ることが出来ます。そこから、様々な計算や分析を行うことで課題を見つけるのです。今の生産能力から1.5倍にするのはどこの場所にどれだけの工場の規模が必要なのか、そこに人材や機材は何がいいのかなどありとあらゆることはデータからでしかわからないのです。
そしてデータから課題を見つける必要があるのは理由があってそれは素早く解決するためです。誰でもそうですが、問題や課題をいつまでも持ち続けたくはないのです。(まぁ例外的に仕事したくない人はいつまでも先延ばしにしますけどね)
課題解決のためにもいちいち現場から見ていては時間の無駄です。さっさと終わらせて次の仕事に移そうとするにはスピード感が大事です。そのスピード感を出すにはデータからやるしかないのです。
データなんて見ても無駄だよとか信用してないという人はもうこの先やっていけません。次の章でも説明しますが、基本現場なんてほとんど見なくてもやっていけるのです。現場は確かに大事ですが、正直ストライキなんて起きないんですから工程を覚える以外は見る必要がないです。
現場検証で実現可能か確認
まぁ現場はあんまり見なくていいとはいいますたが、さすがに実現可能かどうかは現場を見ないとなんとも言えません。見ないで勝手にやるとやっぱり合わなかったなんてことになるかもしれません。
そんなことがならないように、実現可能かどうか確認するために現場で確認しなければなりません。でないとお金だけが出て行って何も解決しなくなります。ひとつも無駄にしないためにはやっぱり最後に現場を見ないといけません。
何度も言いますが、データで全体を検証→解析や分析をすることで課題を見つける→そこから課題解決のためのソリューションを探す→見積もりをとって支払い可能か判断(無理なら予算取りして来期)→実行この順番です。どこかが逆になるというのはないです。そんなことをすれば時間の無駄になってしまいますので、この順番通りにすれば基本的にうまくいきます。
現場ばっかり見なくていい
ここからはなぜ現場をみなくていいか解説します。いやお前ついこの間まで現場だったじゃんと思うかもしれませんが私は10年半現場にいましたけど二度と現場には戻りたくないのです。あと、半年間現場職と総合職の兼任をしてて気づいたことなので良かったら読んで下さい。
管理職や総合職が現場にいっても現場のご機嫌取りにしかならない
よく現場の人が現場を見にこいという言葉を聞きます。前の職場でもよく聞いていましたし、確かによく現場に来てくれる管理職もいました。しかし、そんな管理職の人が現場に来た時に現場職の人はどうしているかというとニコニコしているだけで何も言わないのです。
これを見ていて思ったのが、管理職が現場に来ているのは現場職へのご機嫌取りなのではないかと思いました。でもご機嫌をとってなんの意味があるのですかね。管理職が来たところで現場へは何もしてくれません。ただただ様子を見に来ているだけなので、それなら自分の席に戻ってメールの一つや二つ返信すればいいのです。
現場にいったってあなたが何かできるわけではありません。むしろ何かやろうとしたら現場職の人は全力で止めにかかるでしょう。現場に来たって何もいいことはないのです。
現場職は管理職や総合職を評価する立場じゃない
そもそも考えてみてください。現場職の人間は管理職や総合職を評価する立場なのですか?だとしたらあなたは何様なのですか?なんで現場はそんなに偉そうなのかは意味がわかりません。
評価するのはその人自身の上司であり、所属している部署の管理職なのです。現場ではありません。いくら現場があーだこーだ言っても上には全く届きません。所詮は亀の千声なのです。文句言ってる暇があるなら学びなおしなどでスキル向上を目指してみてはどうですか?
もし資格取得を考えているなら過去に資格の記事がありますのでそちらをお読みいただけると幸いです。
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現場に来ても学ぶことはない
まじでないです。本当にないです。前の職場で管理職に向かって言ったことあります。現場に来て何も学ぶのですか?そしてその答えはかなりうやむやにされました。うやむやに答えるということは正直言って何も考えてないのです。
さっきいった現場の人たちのご機嫌取りに行っているだけなのです。そんなことするのはもうやめましょう。そして今若い人で現場をよく見にいっている人もいますぐやめましょう。あなたにとって何も意味のないことですからやめましょう。
それよりかは事務所で上司などが電話で話している内容や他の人を指摘している話のほうがもっと役に立ちます。現場に行くくらいなら事務所でもくもくと仕事をしたほうがいいですよ
三現主義はデータがあって初めて成立する
三現主義とかいういかにも現場を重視してますよというクソみないなフレーズがありますが、それはデータがあってこその三現主義なのです。データなけりゃ現場を見ることはありません。データがなけりゃ現物も見ません。データがなけりゃ現実に直視しようともしません。
全てはデータがあって初めて成立するのです。行き当たりばったりでは何も解決しませんし、仮に解決しようとしてもかなり時間がかかるだけです。それは会社にとってそ損なだけですから本当にやめましょう。現場は大事ですがそれはデータあってこそです。そこを間違えないようにして今後も仕事を頑張りましょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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