みなさんこんにちは
今回は結婚したら必ず当たる問題、「共働きかどちらかが専業か」について自分なりの意見を述べようと思います。あくまで一個人の意見ですので参考程度に聞いていただければ幸いです。
データから見る
共働き割合(専業割合)
まずは労働の研究機関が出している専業世帯と共働き世帯を比較してみましょう。
引用元:労働政策研究・研修機構
これを見てみると1990年代終わりから共働き世帯が増えてきていますね。これの大きな要因として、平成11年に制定された「男女共同参画社会基本法」が制定されたというのがあります。
これにより、女性も男性と同じ仕事が出来るようになり、男女の格差が少しずつではありますが、なくなってはきました。その差はどんどん大きくなり、去年の2020年では共働き世帯が1240万世帯、専業世帯が571万世帯と約2.2倍もの差がでました。
今後もこの傾向は続いていき、最終的には専業世帯1割にもいかないのではないかという予想をしています。それくらい今の日本は共働き世帯が増えてきているのです。
財布はどちらが握るか
次は家族の財布、つまりお金の管理はどちらがやるかについてグラフを見ていきます。
引用元:mamari
どういう働き方であろうが基本的に妻がサイフを握っていることがわかります。まぁ個人差はあるとは思いますが、男性に任せるとすぐに使ってしまう確率は高いということなのでしょうか。夫婦である以上、独身のような優雅な暮らしはほぼ出来ないのでお金の管理は重要になってきます。
ちなみに夫が管理するというのはどの世帯でも2割程度です。これは男性のほうが働いているからお金の面倒まで見たくないというのがほとんどなのかもしれません。(でもめんどくさがってたら何も成長しないし騙され続けるよ)
世帯年収
最後に世帯年収(夫と妻両方を合わせた年収)を見てみます。
引用元:平均年収.jp
当たり前ですが、多いところでいくと200~500万前後です。初婚の平均年齢が今は男女とも30歳前後になってきているのですが、それでも200~500万に世帯年収があつまってきてるのは少し問題かなと思います。
会社によっては家族手当や子供手当、自治体によりけりですが子供の医療費無料や児童手当、ワクチンの無料券など様々な支援制度がありますが、それでもなかなか苦しい家庭はおおいのではないかと思われます。
共働き(どちらも正社員)
世帯年収が上がる
当然ですが、両方の収入があるわけですから世帯年収もあがります。お互いが年収400万あるとすれば世帯年収は800万円になります。当然そこから税金も引かれますから、実際に使えるお金はこれより少ないです。
共に正社員の夫婦ならば、お互い仕事で忙しいと家に帰ったらご飯食べて寝るくらいしかできないかもしれませんが、お金に困るなんてことはないです。
世の中お金が全てとは思いませんが、何事もお金がなければ何もできません。お金がなければ家に住むことも出来ません。食べ物を買うことも出来ません。服も買えません。何もかもひもじい生活が続き、ストレスがたまるだけたまります。
お金の面において最強
高額ローンも組める
夫婦となるとほとんどの人が考えるのがマイホームまたはマンション購入かと思います。しかも最近は都内だとタワーマンションがかなり人気で需要が供給に追い付いていない状況です。
ただ、タワマンを買うとなるとそれ相応の年収が必要になってきます。正直どちらか片方だけの年収ではかなり厳しいです。そうなるとかなりの高年収か共働きでないととてもじゃないがローンを組むことはできません。
一般的にい住宅ローンは年収の8倍と言われているので、世帯年収が800万円なら組めるであろうローンは6400万円になります。まぁこれでもタワマンには届かないので世帯年収は正直1000万は超えないと都内でマンションや家を買うには厳しいと思います。
お金には困らない
世帯年収が多いので、税金でとられはしますが、基本的に無駄遣いしなければお金に困ることはありません。自分も今子育てしているのでわかるのですが、とにかくお金がかかるのです。国や自治体からの支援はあるものの貯金は全くたまりません。
まぁ共働きだとその分外食が増えたり、家事ができないので家事代行を呼んだりする可能性があるので入ってくるお金が多ければ出ていくお金も増えるのです。どっちがいいかは個人の自由です。個人的にはあまりお金が出ていくのは嫌なので今のままでいいです。
同情するなら金をくれ
家族としての時間は減る
共働きなので帰ったときにどちらかが家にいないなんてことは多いです。そりゃお互い定時に帰ってこれれば別かもしれませんが世の中そんな甘くないです。なので家族として一緒にいられる時間というのはほかの人たちに比べて少なくなります。
また子供が生まれると半年で保育園に預けたりする家庭もあるので子供と触れ合う時間も減ってしまいます。まぁこの子供と触れ合う時間をどうとらえるかは人次第なので子育てにおいて絶対正しいことなんてものはないです。
ただ大きくなったときに親と全然話してなくて疎遠になったまま次あったときは棺桶の前なんてことにならないように家族との会話を増やしてください。私がそうなのですが、家族とあまり話してこなかったので親とは少し疎遠状態です。なんか頼まれたら行くくらいで、安否を心配するなんてことはあまりしてないです。
家族は仲がいいにこしたことはない
共働き(どちらかがパート)
扶養範囲までしか働けない
現在扶養範囲が拡大され、年末調整の扶養控除は年収150万円までOKになりました。しかし、会社によっては家族手当の支給条件に103万円となっています。まぁ150万円にしない理由としては130万円を超えると社会保険がかかってくるのでそのめんどくさくないラインが103万円なのでしょう。
お金がほしいからもっと働きたいと思うかもしれませんが、実はパートで働きすぎると後々で話す税金がたくさんかかってくるのでむしろ損をします。ここはもうバランスなので超えてもいいから働きたいという人は150万を超えて働くことは可能です。
ちなみに例としてコンビニバイトで年収200万以上行こうとなると、週4以上入って1日10時間近く入り、土日もどちらか出勤して初めて到達します。正直やっていけないです。体を壊すだけなので素直に会社に入ったほうがいいです。
大黒柱はパートの収入をあてにしてはいけない
パート勤務の家庭で気を付けなければならないのが大黒柱(主にメインの収入を得ている人)はパートのお金を生活費にあてるなんて考えはやめたほうがいいです。パートのお金は基本的に働いている人が自由に使えるお金として残しておくべきです。
働いているのに生活費を払わないのはなんてやつだと思うかもしれませんが、パートなんてのは簡単にクビにできます。ある日突然収入がなくなって、パートの収入をある程度生活の計算に入れておくと一気に狂い喧嘩になりかねません。
なので、大黒柱は基本自分ひとりの収入で家族を養うつもりでいてください。最初からパートの収入を考えていなければある日突然パートがなくなっても生活はやっていけます。なのでパートを選んだ人は無理しない程度に頑張りましょう。気負いすぎても体壊すだけです。
保育園は通らない
パートにすることで困ることといえば保育園に通らないことです。保育園に入るにはランクがあり、そのランクの上から順に保育園の許可が下りていきます。しかし、パートだとそのランクがだいぶ下なので特に都内だとうかることはほぼないです。
もし仮に保育園にうかったとしても2歳までは保育料を払わないといけなくなり、その保育料は地域によって様々ですが、だいたい30000円以上します。保育園に入ったとしても2歳まで高い保育料を払うことになるなら何のためにパートをしているかわからなくなります。
それだったら1次預かり制度を利用して、3歳になったら幼稚園に通うのが一番合理的です。ちなみに地域によりますが、幼稚園は基本15時のところ17時まで延長保育をしてくれる幼稚園もあります。延長保育をしてくれるかどうかは地域のホームページからご確認ください。
年金・健康保険・所得税・住民税は払わなくていい
扶養内で働く最大のメリットがここです。普通働いたら、国民年金(もしくは厚生年金)、健康保険、所得税、住民税などありとあらゆる税金を支払わなければなりません。しかし、扶養内だとこれらの税金は全て支払う必要がないのです。
申請は少々めんどうではありますが、かなりの恩恵を受けます。しかも会社からは家族手当も受けれる会社があるのでどうせならお得になるほうを選んだほうがいいです。
ちなみに所得税や住民税は家やマンションなどで住宅ローンを組むとかなり安くなります。少なくとも10年は少なくなりますので、その間にお金をためるか投資をしていくかで資産を増やしていきましょう。
この支援は素晴らしい
ただし高収入者は扶養控除は受けられない
先程年末調整で年収150万までなら特別控除をうけられると話しましたが、これが年収1220万円を超えると扶養控除を受けられなくなります。つまり、国民年金や健康保険、所得税、住民税を支払泣ければなりません。
よく婚活とかで年収1000万以上という現実も何も見ない婚活女性がいますが、そんな男性を捕まえたとしても贅沢な生活ができるかといえばそんなことはありません。税金がかなり取られていくので、実は年収1000万前後が一番つらかったります。
高収入だからといっていいことばかりではないことは自覚してください。(まぁそんなことがわからんから婚活女性はいつまでたっても身の丈に合わない条件を出し続けるんだろな)
ちなみに婚活についての記事もありますのでよかったらこちらも読んでみてください。
婚活女子が定義する”普通の男性”をデータで考えてみる
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どちらかが専業
家事・育児はまかせっきりになる
ほとんどがそうとは言い切れませんが、例えば働いている側がいつも夜遅くまで仕事をしていたら家事・育児をまかせっきりになってしまいます。今の時代たとえ専業の人がいるとしても昔みたいに家に家族が多いなんて時代ではないので、家にいる人で協力しあっていかないととてもじゃないけどうまくいきません。
例えばですが、片方がご飯作るから片方が洗濯と子守りをするといったように分担ではないですが、人がいるなら全員でやっていかないといつまでたっても終わりませんし、片っ方がつかれる思いをし続けます。
そうなるとやがて内なる怒りが爆発し、最悪の場合離婚になるケースがあります。そうなる前にも、できることからでいいので働いている人も家のことをしましょう。
仕事人間になってはいけない
仕事も大事ですが、家族のことも大事です。出来たらでいいのですが、フレックスを活用したり、仕事を効率化できるように考えたり、曜日限定で必ず定時にしたり、最近ではテレワークもありますからなんでも使っていいと思います。
ちなみに育児休暇もありますが、男性も取れるけどあんまりおすすめしません。確かに育休期間は6割給料が出て、なおかつその期間の税金は控除されるので、来年の納税が少なくなります。確かにいいことではあるのですが、「出世」にかなり響いてきます。
詳しくは過去にかいた記事で紹介していますので、そちらからお願いします。
女性の技術職は増やせない
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専業者のケアを大事にする
大黒柱は専業者に家のことをまかせっきりにせず、ちゃんと休ませることが大事です。人間だれしも全て全力で取り組めるなんてことはありません。たまに休息を取らないと体が壊れてしまいます。
専業者が倒れる、それはつまり家ごと倒れてしまいます。その間は大黒柱が働きながら何もかもしなければならないので、めちゃくちゃ大変です。そうなる前にしっかり休ませてあげて、体力が回復したらもとに戻るだけです。
体は資本です。健康というのはめちゃくちゃ幸せなことなのです。何事も無理をせず、疲れたならすぐ休んでぐっすり寝てください。それぐらいしたって誰も怒りません。
専業者は大黒柱のお金で自由に遊んではいけない
そして専業者が気を付けなければならないことは大黒柱のお金で自由に遊んではいけません。ママ友とランチに行くからとか、友達が高級品を持っていくからマウントを取りたいなんて超絶くだらない理由でお金を使うなんてことはしなくていいです。
そもそもママ友とランチってそんなに必要ですか?マウントの取り合いってただ無駄にストレスがたまるだけで何も得はないのです。それのせいで大黒柱が高収入なのにひもじい思いをしなければならにことになったり、自由だからといって不倫に走って離婚なんてことも考えられます。
お金を管理するなら自由に使うのではなく、毎月黒字か赤字か、そして何にどれだけ使ったかを見ていかないといけません。金の切れ目が縁の切れ目といったようにお金の恨みは大きいです。後悔しないためにもお金はしっかり管理してください。
結論
自分のライフスタイルに合わせればいい
結論としては自分に一番あうものでいいです。何事も一長一短です。いいところもあれば悪いところもあります。大事なのはこれらの特徴をふまえた上で一番自分にあうかということです。
合わないのに無理してやってしまうと体が壊れるだけです。自分が一番ストレスを感じなくてやりやすい働き方を見つけてください。世の中いかにストレスをため込まないかが重要なので。
お金の勉強はして損はない
そして生活する以上お金の勉強はして損はないです。さっきいった扶養控除や年末調整の話も学んでおいて損はしないです。そしてお金の管理についてもキャッシュレスにしておくとわかりやすくなります。
キャッシュレスだとどこで何を使ったかわかりやすく、レシートを捨てても記録は残っているので管理がしやすいのです。それにポイントもたまるのでかなり恩恵は受けます。過去にいくつか記事にしているのでよかったらこちらも読んでください。
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今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
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